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公開日:2021.03.04

テレワーク場面における女性マネジメントのコツ「ケアとフェア」

  • HRコラム

男女共同参画が進み、男女間での不平等はほぼなくなりました(問題は多々ありますがここでは触れません)。

 

では男女は平等だからマネジメントも同じでいいかというと、そうではありません。平等なのは権利であって、思考や嗜好は様々に違いますから、当然マネジメントの手法も変わってきます。

 

今回は女性マネジメントの「ケアとフェア」について、特にテレワークの場面でのコツをお伝えします。
※男女というのはあくまでも傾向であって絶対的なものではありません。ただし分かりやすくするため男女と表現しますことご了承ください。

 

<執筆者>
阿部博美  

株式会社オフィスat専務取締役/ハピレボプロデューサー

男女の本能的な思考や行動の違いを踏まえ、女性ファンをつくるマーケティング設計や、女性活躍推進、女性採用ブランディング(ハピレボ)を行う。人材派遣業界10年超のマネジメント経験と、マーケティングとの融合が特徴。女ゴコロを正しく翻訳して企業に伝えることで、売り手、買い手、そして世間の三方よしの社会にすることがモットー。

 

 

●女性に向くリーダーシップはイルカタイプ

本題に入る前に、あなたはどんなタイプのリーダーですか?もしくはどんなリーダーが好きですか?まずはリーダーシップの特徴について理解しておきましょう。

  あなたやあなたの上司はどのタイプ?

 

女性に一番適しているのは「コーチ型・イルカタイプ」で、自分の意見を尊重し一緒に泳いでくれる上司を好みます。

ところが、男女問わずに「あなたの上司はどのタイプですか?」と部下たちに聞くと、ほとんどが「武将型」と答えます。そして、「どのタイプの上司が嫌ですか?」と聞くと、残念ながらこれもまた「武将型」なのです。

スポーツの世界では今や「コーチ型」が主流です。箱根駅伝で有名になった青山学院大学の原監督はまさに典型的なコーチ型です。女性に向いていると言いましたが、若年男性にも有効なリーダーでもあります。

 

●ケアを怠るなかれ

通常でもコミュニケーションが難しいのに、テレワークとなればますますコミュニケーションが取りづらくなります。

ここは意識して小まめに声掛けをするよう心掛けてください。 「何か困っていることはないか?」と声をかければ、見守ってくれているという安心感につながりモチベーションのアップにもなります。「困ったら自分から相談して来い」ではなく、イルカのように寄り添う姿勢が大事です。

もし「特にありません」という答えがあったからといってもすぐに気を抜いてはいけません。本当は何かを抱えていても、すぐにホンネを出さないのが女性です。「特にありません」の声色に十分注意して、少しでも口ごもる感じがあれば、再度「本当に大丈夫か?」と聞いてみてください。男性は言葉を額面通り受け取りがちですからご注意ください。

また、普段おとなしい人にこそケアを忘れないように。リアルであれば存在は感じられますが、テレワークでは全く見えなくなり孤立する危険があります。そのためにはリーダーの方から近づいて「ちゃんと見ているよ」というサインが必要です。

最近では、サンクスカードのようなオンラインコミュニケーションツールの活用も有効です。 ちなみに、見守られたいけれども監視されるのはイヤなのが女ゴコロ。オンラインのための在席管理(プレゼンス管理)のツールは様々ありますが、「監視」が際立たないものを選びたいですね。

テレワークでも出社でも、在席管理ツールなら「せきなび」誰が、どこで、何をしているかがひと目でわかる在席管理ツール

 

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●秋元康さんを見習いたいフェアの精神

女性の場合ヒエラルキーの概念があまりありません。ヨコ並びの世界に住んでいますので、公平であることに非常に敏感です。上司が特定の人に目をかけることは、男性社会では嬉しいことでも女性には理解できません。

また、パターナリズムという親切心から「女性だからやらなくていい」というような指示出しも、実は非常に残念な気持ちになるのです。むしろ男性と変わらず鍛えてもらいたいと思う女性は多く、優しさが余計なお世話になることも。 また、テレワーク中に特に気をつけたいのは、気が合うからと特定の人ばかりに声をかけるようなことで、これは厳禁です。

AKB48を率いる秋元康さんは「毎日全員モレなく声をかける」ことをモットーとしているそうですから、ぜひ見習ってください。 実際、声をかけるにはその人のことを見ていないとできませんが、それが例え小さなことであってもいいのです。逆に「そんな細かいところまで見てくれているんだ」と思ってもらえる有効な手段です。

男性は「こんな大したことなくていいんだろうか」とつい思ってしまいますが、実は女性は必ずしも「大きいことがいいことだ」とは思っていません。誕生日に100本のバラを贈る男性よりも、毎日1本ずつ100日間バラを届けてくれる人の方が好きだったりします。なぜなら100本のバラは、大きな感動が一度きりで終わってしまいますが、1本ずつ贈られれば感動は100日もの間続くのですから。

 

終わりに

今回は女性への対応法をお伝えしましたが、女性ばかりに気を遣ってほしいと言いたいわけではありません。ただ、ビジネス上マイノリティとされる女性たちの感覚はなおざりにされがちです。自分の価値観が「普通」と思わずに、女性含めて様々なマイノリティがいることに思いを馳せるクセをつけていただき、お互いを思いやる社会の一助になればと願います。

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