CSRイメージ調査

株式会社アダムスコミュニケーションと株式会社アスマークが開発・実施するCSRイメージ調査は、企業が回答する活動報告や数字にもとづく評価分析ではなく、ステークホルダーによる企業のパーセプションと、CSR活動の効果といえるサポートビヘイビアをそれぞれ多面的に測定して、それらの関係を明確にするステークホルダー・リサーチです。企業が行うCSR活動は、ステークホルダーに認知されて、そしてイメージが形成されて初めてその効果が反映されます。 CSRマネジメントを通して、企業が求めているものはステークホルダーから得られるサポートビヘイビアのはずです。CSRは目的ではなく、ステークホルダーから肯定的なサポートビヘイビアを獲得するための手段です。

ステークホルダーによる企業のCSRパーセプション調査

CSRにはいくつかの側面があります。それらの側面において、その企業がステークホルダーからどのように見られているのかを理解しておくことが重要で、CSRマネジメントのスタート・ポイントとなります。 そして肯定的なサポートビヘイビアをステークホルダーから獲得していくために活用するCSRマネジメントのリサーチツールです。

2009年度CSRイメージ調査は下記の企業を評価対象企業としたシンジケート調査として行なわれました。

  Group A :電機メーカー
A1 松下電器産業(パナソニック)
A2 日立製作所
A3 東芝
A4 富士通
A5 三菱電機
A6 NEC (日本電気)
A7 ソニー
A8 シャープ
A9 パイオニア
A10 三洋電機
A11 キヤノン
A12 リコー
  Group D: 製薬
D1 武田薬品工業
D2 田辺三菱製薬
D3 第一三共
D4 大正製薬
D5 塩野義製薬
D6 持田製薬
D7 エーザイ

  Group B: 自動車メーカー
B1 トヨタ自動車
B2 日産自動車
B3 ホンダ (本田技研工業)
B4 三菱自動車工業
B5 スズキ
B6 富士重工業
B7 マツダ
B8 ダイハツ工業
  Group E: 金融
E1 三菱東京UFJ銀行
E2 みずほ銀行
E3 三井住友銀行
E4 りそな銀行
E5 新生銀行

  Group C: 食品・飲料メーカー
C1 キリンビール
C2 アサヒビール
C3 サッポロビール
C4 サントリー
C5 キリンビバレッジ
C6 アサヒ飲料
C7 コカ・コーラ
C8 日清食品
C9 ヱスビー食品
C10 ハウス食品
C11 キッコーマン
C12 カゴメ
C13 味の素

2009年度CSRイメージ調査に含まれていない企業の場合は、カスタム調査の実施をお問合せください。

CSRイメージ調査の仕様

調査方法: インターネット調査(アスマークのインターネットパネル)
対象企業: 前述する合計45社
各社評価数: 各社300サンプル以上 評価対象企業を少なくとも「ある程度知っている」と答えた人が評価します。
調査項目:
  1. 認知度
  2. CSRに関する6つのカテゴリーに分類される合計20属性の評価
  3. 経営インプレッション
  4. ブランド好意度
  5. 商品推奨
  6. 株推奨
  7. 職場推奨
  8. 言論サポート
  9. リスク対トラスト
  10. CSR期待度
  11. 期待対象分野
  12. CSR信頼度
  13. 広告・記事認知
  14. ライフスタイル
  15. 対環境価値観
  16. 基本属性
  17. その他閲読メディアなど

CSRスコア

下記の7種類のスコアを算出しますので、各対象企業がそれぞれの分野でどれくらいのスコアを獲得しているのかを比較することができます。 CSR総合スコアは何点で、他社に比べてどれくらい高いのか、低いのか。 その企業だけで見た場合には、その分野のスコアが高いのか、低いのか、とういうことなどが数値で示されます。

  • CSR総合スコア
  • 法令順守スコア
  • 消費者スコア
  • 株式スコア
  • 環境保全スコア
  • 社会貢献スコア
  • 職場・雇用スコア

サポートビヘイビアスコア

ステークホルダーによる企業へのサポートビヘイビアを示す調査項目に関してそのスコアを算出します。サポートビヘイビアの項目には下記のような項目が含まれています。

  • 経営インプレッション
  • ブランド好意度
  • 商品推奨
  • 株推奨
  • 職場推奨
  • 言論サポート
  • リスク対トラスト
  • CSR期待度など

納品物(データブック)

  • 対象企業の各種スコアとそのランキングを示すもの
  • CSR評価項目である20の属性とサポートビヘイビアの相関分析
  • その他、各調査項目の集計結果をグラフや数表で示すもの