公開日:2026.06.12

【共同研究】文教大学との「若手正社員の離職意向」に関する共同研究論文が、学術誌『グローバルビジネスジャーナル』に掲載されました

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株式会社アスマーク(本社:東京都渋谷区、以下「当社」)経営企画部 マーケティングコミュニケーションGの竹中重雄が共同著者として参画した研究論文が、グローバルビジネス学会の査読を通過し、同学会誌『グローバルビジネスジャーナル』(Vol.11 No.2, 2025)に掲載されましたことをお知らせいたします。

本研究は、文教大学情報学部の大橋洸太郎氏、同大学院の黒田侃蘭氏、および当社による産学連携の共同研究成果です。当社のリサーチパネル(登録モニター)を活用し、2023年8月(第1回)から2024年12月(第2回・追調査)にわたる計2回の追跡調査(縦断調査)を実施・分析いたしました。
 
 

論文タイトル 四都県で一人暮らしをする独身若手正社員の離職意向と次年度の離職との関連について
掲載誌 『グローバルビジネスジャーナル』Vol.11 No.2, 2025(グローバルビジネス学会)
著者 ・大橋 洸太郎(文教大学情報学部 正会員)
・黒田 侃蘭(文教大学情報学研究科 学生会員)
・竹中 重雄(株式会社アスマーク 経営企画部 非会員)
URL(DOI) https://doi.org/10.32169/gbj.11.2_22
PDF https://www.jstage.jst.go.jp/article/gbj/11/2/11_22/_pdf/-char/ja

 
 

近年、若年層の早期離職は深刻な社会課題(いわゆる「7・5・3問題」)として認識されています。本研究では、特に環境の変化や社会的孤立の影響を受けやすい「大都市圏(四都県)で一人暮らしをする独身の若手正社員」に属性を絞り、離職意向が実際の離職にどう繋がるのかを2年間にわたり追跡調査(縦断調査)いたしました。また、エンゲージメント向上に寄与するとされる「リスキリング」へのニーズについてもあわせて分析を行っています。
 
 

本研究の分析により、以下の3つの点が明らかになりました。

  1. 離職意向を左右する要因の特定
    若手社員の現時点における離職意向には、「孤独感の強さ」「上司とのコミュニケーションの良好性」「報酬制度への納得感」が強く影響していることが確認されました。
  2. 離職意向の長期化リスク(2.3倍)
    前年度の離職意向は、翌年の「実際の離職」そのものに対しては有意なリスクを示さなかったものの、「翌年も離職意向を持ち続ける(心理的に停滞した状態が続く)」リスクを約2.3倍高めることが示唆されました 。これは近年注目される「静かな退職(Quiet Quitting)」の防止において重要な示唆となります。
  3. 若手社員が求める「リスキリング」の傾向
    若手社員が求める能力として、ITスキルや経営・語学といった業務に直結するものだけでなく、文章作成や対人スキルなどの「自己研鑽に資するスキル」へのニーズが高い可能性が示されました。

 
 

今回の研究結果は、企業が若手社員の定着を図る上で、単なる労働条件の改善だけでなく、「上司との関係性構築」や「孤独感をケアする職場環境」、そして「本人が望む成長機会(リスキリング)の提供」が極めて有効であることを示しています 。

当社は今後も、確かなリサーチデータと学術的な知見を融合させ、変化する労働市場に合わせた最適なソリューションの提供に努めてまいります。
 
 

アスマークの「学術調査チーム」による学術支援
当社では、本共同研究のような学術分野における調査支援を専門に行うチームがあります。

年間500件を超える支援実績を持ち、厳格な基準に基づく「データクリーニング」や倫理審査(IRB)のサポートなど、学術調査に不可欠な「査読に耐えうる品質」を実現。専門知識を持つスタッフが調査の設計から実査まで伴走し、研究者の皆様が論文執筆に専念できるよう手厚くフォローいたします。

共同研究の実施をご検討の企業の皆さまは、ぜひご相談ください。
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