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若者の読書に関するアンケート調査

公開日:2026.01.20

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若者の読書に関するアンケート調査

読書の目的、SNS疲れ層は『ひとり時間の確保』や『SNS・電子端末からの離脱』が非疲れ層を大きく上回る

近年、電子書籍やオーディオブックの普及により、人々の読書スタイルは多様化しています。通勤・通学などの移動時間を活用した隙間時間での読書や、他の行動と並行しながらの「ながら読書」も、一つのスタイルとして定着しつつあります。
また、デジタルデバイス上での読書機会が増えている一方で、デジタルネイティブであるZ世代では、日常的なSNSの使用による疲労感、いわゆる「SNS疲れ」が広がっています。こうしたデジタル環境に対する意識の変化も、若者の読書実態を考えるうえで重要な要素であるといえるでしょう。

そこで今回は、紙書籍・電子書籍・オーディオブックで利用実態や意識の違いを比較するとともに、SNS疲れと若者の読書実態にどのような関係があるのかを明らかにするためのアンケートを実施しました。

なお、本調査は、直近半年間で小説/学術書/エッセイ/児童書・絵本/専門書/自己啓発本のいずれかを読んだ18~34歳の男女を対象に聴取しています。

 
 

< TOPICS >

  • 読書の目的、SNS疲れ層では『ひとり時間の確保』や『SNS・電子端末からの離脱』がともに3割越と、非疲れ層を大きく上回る
  • 各読書形態の利用理由TOP、紙書籍は『話により没入できるから』、電子書籍は『持ち運びがしやすいから』、オーディオブックは『スキマ時間で気軽に読むことができるから』
  • SNS疲れ層は、『飲食店・野外・お風呂』で読書をする人が非疲れ層に比べ顕著に多い
  • SNS疲れ層は、読書時に『あたたかい飲み物を飲む』『音楽やBGMを聴く』といった癒しを得る行動を組み合わせる傾向が強い

執筆:アスマーク編集局

執筆:アスマーク編集局

アスマーク編集局は、数多くのメーカー、官公庁、大学との広範な調査実績に基づき、実務に直結するマーケティングリサーチの知見を発信する専門組織です。単なる手法の解説に留まらず、「現場で求められる判断基準」や「実務上の留意点」を網羅した専門コンテンツを企画・制作しています。

普及活動の実績
調査・分析に関する自社セミナーは累計参加者26,000人を突破。関連資料の利用者は11,000人を超えています(※2026年現在)。

学術・教育支援
日本社会学会や日本行動計量学会等への参画、大学での講義(累計受講者1,000人以上)を通じ、リサーチノウハウの普及に努めています。また、大学等の教育機関へ1万人規模の実証データを提供し、PBL(課題解決型学習)教育の支援も行っています。

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監修:竹中 重雄(Shigeo Takenaka)

監修:竹中 重雄(Shigeo Takenaka)

株式会社アスマーク マーケティング管轄 マネージャー
リサーチ業界およびマーケティング領域で10年以上のキャリアを持つスペシャリスト。学術調査チームの立ち上げや、業界内でも難易度の高い「難病・希少疾患」「障がい者」のリクルートサービスの立案・リリースを主導。

専門領域
消費者インサイト分析、セグメンテーション。学術的根拠に基づき消費者モニターをタイプ分類する「インサイト・セグ」を開発。

発信実績
日本のマーケティングリサーチ20年の変遷」の執筆や、最新技術を網羅した「ChatGPTを調査設計・レポートに活用する検証セミナー」への登壇など、伝統的手法から最新トレンドまで幅広い知見を保有。

本記事の監修にあたって
自身の豊富な実務経験に基づき、公開情報の正確性と、読者の皆様のビジネスに即した実用性を厳格に審査しています。

アスマークの編集ポリシー

調査概要

調査名 若者の読書に関するアンケート調査
対象者条件 【性別】 男女
【年齢】 18歳~34歳
【その他】直近半年間で小説/学術書/エッセイ/児童書・絵本/専門書/自己啓発本のいずれかを読んだ人
調査項目 【スクリーニング】
・直近半年間で行った余暇行動
・直近半年間で読んだ本の種類
・SNS疲れの程度

【本調査】
・直近半年間で最も多く利用した読書形態
・読書をする理由
・直近半年間で紙書籍で読んだ本の冊数
・紙書籍で読書をする理由
・直近半年間で電子書籍で読んだ本の冊数
・電子書籍で読書をする理由
・直近半年間でオーディオブックで読んだ本の冊数
・オーディオブックで読書をする理由
・普段読書をする場所
・読書をする際に一緒にする行動
サンプルサイズ 400サンプル
割付 性別×SNS疲れの有無で均等回収
調査期間 2025年12月23日(火)~12月25日(木)
調査方法 Webアンケート
調査機関 株式会社アスマーク

読書をする理由

Q2-1.あなたが読書をする理由としてあてはまるものを全てお知らせください。

どのような目的で読書をするのか?

読書をする理由は、『趣味として楽しむため』が68.5%で1番多く、『休息やリラックスのため』が49.0%で2番目、『新しい知識や情報を得るため』が48.3%で3番目に多かった。

SNS疲れを感じていない層は、8割強が『趣味として楽しむため』を理由のひとつとして挙げている一方、感じている層では6割弱にとどまる結果となった。また、SNS疲れを感じている層では、『意識的にひとり時間を確保するため(36.5%)』、『一時的にSNSや電子端末から離れるため(31.0%)』が、感じていない層と比べて顕著に高い傾向にあった。特に、この傾向は男性で強く表れていた。

【紙書籍/電子書籍/オーディオブック】で読書をする理由

Q4.Q6.Q8.あなたが【紙書籍/電子書籍/オーディオブック】で読書をする何ですか。あてはまるものを全てお知らせください。

【紙書籍/電子書籍/オーディオブック】それぞれを利用して読書をする理由は?

各読書形態を利用して読書をする理由を尋ねたところ、紙書籍・電子書籍・オーディオブックでは、利用する理由に差がみられた。

紙書籍は『話により没入できるから(42.7%)』、電子書籍は『持ち運びがしやすいから(47.8%)』、オーディオブックは『スキマ時間で気軽に読むことができるから(36.1%)』がそれぞれ1位という結果となった。
また、『他の作業を行いながら読むことができるから』については、紙書籍が9.2%、電子書籍が15.4%であるのに対し、オーディオブックが30.1%で最も高く、「ながら読書」との親和性の高さがうかがえる。

普段読書をする場所

Q9.直近半年間で最も多く利用したと回答した【紙書籍/電子書籍/オーディオブック】についてお聞きします。あなたは普段どのような場所で読書をしますか。あてはまるものを全てお知らせください。

普段、どのような場所で読書をしている?

読書をする場所については、『自宅(自室)』が77.3%で1番多く、『電車/新幹線/飛行機』が36.3%で2番目、『カフェ/喫茶店/レストラン』が26.3%で3番目に多かった。

SNS疲れを感じていない層は、『自宅(自室)』が85.5%で全体より5pt以上高いのに対し、感じている層は5pt以上低い結果となった。一方で、『カフェ/喫茶店/レストラン(36.0%)』『公園や野外のベンチ(16.5%)』『書店(15.5%)』『自宅(お風呂)(16.0%)』は、SNS疲れを感じている層が、感じていない層に比べて顕著に高かった。
特に、SNS疲れを感じている女性では、『カフェ/喫茶店/レストラン』が40.0%と、感じていない男性(13.0%)を大きく上回っていた。

読書をする際に一緒にする行動

Q10.直近半年間で最も多く利用すると回答した【紙書籍/電子書籍/オーディオブック】についてお聞きします。あなたが読書をする際に一緒にしている行動として、あてはまるものを全てお知らせください。

普段、読書をする際に一緒にしている行動は?

読書をする際に一緒にしている行動は、『ベッドやソファでくつろぎながら』が49.0%で1番多く、『あたたかい飲みものを飲みながら』が33.8%で2番目、『電車やバスで移動しながら』が31.3%で3番目に多い結果となった。

SNS疲れを感じている層は、『あたたかい飲みものを飲みながら(42.0%)』『好きな音楽やBGMを聴きながら(29.0%)』『お菓子屋スイーツを食べながら(28.5%)』『自然の中で風や日光を感じながら(13.5%)』といった癒しを得る行動が全体よりも高い傾向にあった。
特に、SNS疲れを感じている女性では、『あたたかい飲み物を飲みながら』が46.0%にのぼり、感じていない男性(20.0%)に比べ2倍以上高かった。

調査結果の引用・転載について

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