一都三県の20~69歳の男女にアンケートを実施。昨今、炭酸飲料が発売されるなど、何かと話題性の高いトクホの製品。今月は、トクホや健康にまつわるアンケートを実施した。
トクホを意味までわかる人だけではなく「なんとなくわかる程度」と回答した人達に、トクホの説明であてはまるものを訊ねたところ、最も正解数が多かったのは「血圧や血中コレステロールを正常に保つことを助けてくれるもの」(62.9%)であった。反対に、最も正解率が低かったのは、「食品機能を消費者庁長官が保証する制度」で、14.5%であった。
また、認知者にトクホ飲料に一部商品に絞って、トクホと知って飲んでいるものを訊ねたところ、半数以上の人はいずれも飲んでいない結果であった。飲んでいるものでは、「花王
ヘルシア緑茶」がトップであった。
※本ページの掲載内容以外にも、 【(トクホ認知者に)トクホの純粋想起】、【トクホの魅力度】、【トクホの必要性】、【(トクホ飲料を飲用者に)トクホ飲料を飲んでいるきっかけ(FA)】【自身の健康について】などの設問があります。
調査名: | トクホ(特定保健用食品)に関するアンケート調査 |
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対象者: | 関東圏(埼玉県/千葉県/東京都/神奈川県)に住む20~69歳の男女 |
サンプル数: | 500s 各年代ごとに均等割り付け |
実査期間: | 2012年11月27日(火)~11月28日(水) |
調査方法: | インターネット調査(アスマークの自社モニター ) |
調査機関: | 株式会社アスマーク |
性別 N=500s %表示 |
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年代 N=500s %表示 |
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居住地域 N=500s %表示 |
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職業 N=500s %表示 |
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■「トクホ(特定保健用食品)」認知については、約4割の人が「言葉だけではなく意味までわかる」と回答している。
「なんとなくわかる程度」(58.4%)を含めた認知(計)になると、96.6%と、非常に多くの人が「トクホ(特定保健用食品)」の言葉には触れていることがわかる。
■この認知者に対して、「トクホ(特定保健用食品)」の説明であてはまるものを訊ねたところ、「血圧や血中コレステロールを正常に保つことを助けてくれる」(62.9%)や「脂分の吸収を抑えてくれる」(56.3%)、「特定の保健の効果が証明されている食品」(53..6%)の3項目は、半数以上の人が「トクホ(特定保健用食品)」の説明として認知していたが、残りの2項目については認知率は半数を下回る。
■「トクホ(特定保健用食品)」の効果については、全体の半数以上の人が「摂取しないよりは摂取した方がマシな程度のもの」と捉えている。
「言葉だけではなく意味までわかる」層でも、「摂取するだけで健康維持ができる」と思っている人は、1割台に留まる。
「なんとなくわかる程度」層では、「謳われている程の効果は見られない」+「摂取しても変化は見られない」というように効果への期待が低い人が3割以上を占める。
■今後、「トクホ(特定保健用食品)」の製品が必要かどうかについては、全体の1割が「必要なものだと思う」と回答している。
「まぁ必要なものだと思う」を含めた「必要なものだと思う(計)」になると約半数を占める。
■トクホの魅力別で見ると、 「トクホ(特定保健用食品)」に「魅力を感じている」人の6割は「必要なものだと思う」と回答しているが、「まぁ魅力を感じる」層になると、「必要なものだと思う」と回答する人は僅かに6.7%に留まる。
■普段、体の不調を感じてお医者さんに診てもらおうと思う時のトップは、「何日間が過ぎても体の不調が変わらない時」(60.4%)である。続いて、「高熱がある時」(52.4%)、「血尿や血便が出た時」(41.0%)など、上位3項目から明らかに普段と違う症状が出た時にお医者さんに診てもらうことが窺える。
■掛かり付け医の有無別で見ると、掛かり付け医がいない層では2割以上の人が「あまりお医者さんに診てもらおうと思わない」と回答している。
■年に1回必ず健康診断を受けているかどうかを訊ねたところ、全体の66.8%は「受けている」と回答している。
■年齢別で見ると、20代と30代は5割台に留まるが、40代以上になると7割以上の人が年に1回は必ず健康診断を受けると回答している。
■「トクホ(特定保健用食品)」認知者に、下記商品の中で「トクホ(特定保健用食品)」と知って飲んでいるものについて訊ねたところ、全体の約半数は「あてはまるものはない」と回答。
■ 「トクホ(特定保健用食品)」と知って飲んでいるものの中でのトップは、「花王 ヘルシア緑茶」(25.1%)で、次いで僅差で「サントリーフーズサントリー黒烏龍茶」(24.2%)、「花王ヘルシア
ウォーター」(17.2%)と続く。
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