公開日:2025.10.10
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マタニティマークの印象に関するアンケート調査
マタニティマークの意味を正しく理解している人は67.6%
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- マタニティマークの意味を正しく理解している人は67.6%
- マタニティマーク普及(2006年)後、「ご自身またはパートナーがマタニティマークを付けたことがある」人は58.0%
- マタニティマークは70代が最もポジティブなイメージを持っている
- インターネットでのマタニティマークへの否定的な投稿は、Xが最も多く26.4%
調査概要
| 調査名 | マタニティマークの印象に関するアンケート調査 |
|---|---|
| 対象者条件 | 【性別】男女 【年齢】18-79歳 【居住地】全国 【その他条件】マタニティマーク認知者 |
| 調査項目 | 【スクリーニング】 ・基本属性(除外業種、性別、年齢、婚姻状況、職業) ・子どもの年齢(現在同居していない子どもも含める) ・マタニティマークの認知 ・公共交通機関利用・非利用の判別 【本調査】 ・マタニティマークをどこで見かけるか ・マタニティマークの使用経験 ・マタニティマークの正しい意味 ・マタニティマークに対する印象 ・SNS・インターネットの利用頻度 ・SNS上で見かけるマークへの意見と自分の地域での印象のギャップ有無 |
| サンプルサイズ | 1200サンプル |
| 割付 | ![]() |
| 調査期間 | 2025年8月6日(水)~8月12日(火) |
| 調査方法 | Webアンケート |
| 調査機関 | 株式会社アスマーク |
マタニティマークの利用経験
Q2.ご自身またはパートナーがマタニティマークを利用(着用・提示)したことはありますか。(1つ選択)
マタニティマークの利用経験は?
マタニティマーク普及(2006年)後に末子が生まれた人のうち、58.0%が利用したことがあると回答。

マタニティマークの意味理解度
Q3.マタニティマークの目的として、正しいと思うものをすべてお選びください。(複数選択可)
マタニティマークの意味理解度は?
子ども家庭省が公表しているマタニティマークの目的に即した理解をしている人は、67.6%。
年代別では、18-29歳の「理解度高い」が全体と比べて最も低く、57.5%。
一方で、30代の「理解度高い」は75.0%と最も高く、自身の出産経験がある人が多いためと考えられる。
※子ども家庭省が公開している項目(選択肢1~3)のどれかを選択し、かつ、正しい目的とはいえない選択肢4~8を選んでいない回答を「理解度高い」とし、選択肢4~8のいずれかを選んでいる回答を「理解度低い」と見なしています。
・妊産婦が交通機関等を利用する際に身につけ、まわりの方が妊産婦への配慮を示しやすくする。
・緊急時に、妊婦であることを知らせやすくする。
・交通機関、職場、飲食店、公共機関などが、ポスターなどに使用し、妊産婦にやさしい環境づくりを支援していることをアピール。
参考:https://sukoyaka21.cfa.go.jp/maternitymark/

マタニティマークの印象スコア
Q4.マタニティマークに対してあなたが持つイメージについて、あてはまるものを5つまでお選びください。(5つまで選択可)
マタニティマークの印象スコアは?
ポジティブな選択肢とネガティブな選択肢を7つずつと、「特に印象はない」をいう選択肢を用意した。
そしてポジティブな選択肢を選ぶごとに1pt、ネガティブな選択肢を選ぶごとに-1ptのスコアを付け、その平均点をまとめた。
※用意する選択肢により、傾向が異なる可能性があるため参考としてご覧ください。
| ●ポジティブな選択肢(各1pt) ・妊婦さんを配慮するきっかけになる ・周囲に妊娠を伝えやすくなるので安心できそう ・社会全体で妊婦さんを支える姿勢が見えてよい ・妊娠中のつらさを理解してもらいやすくなる ・デザインがやさしく親しみやすい ・配慮が必要な人が目に見えてわかるので便利 ・持っていることで妊婦さん自身の安心感につながる | ●ネガティブな選択肢(各-1pt) ・一部の人から冷たい対応をされることもありそう ・周囲の無理解やトラブルの原因になりそう ・妊娠していることを知られたくない人もいるのではと思う ・適切に使われていない場合もあると感じる ・マークをつけていても配慮されない場面がある ・デザインやサイズに改善の余地があると感じる ・特別扱いしているように見える場合がある |
全体の平均点は1.61pt。
年代が上がるにつれて点数も上がっており、70代が最も高く2.71pt。
18-29歳は「特に印象はない」を選んだ割合が他の年代よりも高く、年齢により関心度合いにも差があると考えられる。
出産経験別では、「子どもあり(マタニティーマーク普及後)」で「一部の人から冷たい対応をされることもありそう」などの一部ネガティブな項目の選択率が高い。
また、「子どもあり(マタニティーマーク普及前)」の層がポジティブな回答が最も多く、逆に「子どもなし」層ではポジティブな回答が最も低くなった。
いずれの集計軸でも点数がマイナスとなった軸はなく、全体的にポジティブな印象が持たれている。

否定的な投稿の接触場所 ※SNSでマタニティマークに関する投稿を見たことがある人
Q7.SNS上でのマタニティーマークに関する投稿は、主にどのような内容でしたか。(それぞれ1つずつ選択)
否定的な投稿の接触場所は?
インターネットでの否定的な投稿は10.3%、Instagramでは4.1%であるのに対し、Xは26.4%という結果になった。
Instagramは肯定的な投稿が74.0%と最も高かった。
※「Facebook」「Threads」「その他のSNS(例:Printerestなど)」は、30s未満のため参考値。

調査結果の引用・転載について
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普段の生活で見かけることが多くなりましたが、その一方で、受け止め方や印象は人によって異なり、SNS上では様々な声が飛び交っています。
そこで今回は、マタニティマークの印象について調査するため、『マタニティマークの利用経験』や『マタニティマークの意味理解度』などの設問を含むアンケートを実施しました。
なお、本調査ではマタニティマークを認知し、18~79歳男女に聴取しております。