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【20~50代800人に調査】QRコード付きの屋外広告、最適な掲出場所は?QRコードから購入・登録に繋がる人は2割未満

公開日:2026.05.07

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【20~50代800人に調査】QRコード付きの屋外広告、最適な掲出場所は?QRコードから購入・登録に繋がる人は2割未満

屋外広告のQRコードを読み取らない理由、「周囲の邪魔になる(25.5%)」や「人目が気になる(24.0%)」などが多い傾向

調査の背景と目的

街中のビル壁面や道路沿いのスペースなど、屋外のさまざまな場所に掲出されている屋外広告は、企業が生活者に製品やサービスの認知を促し、興味・関心を喚起するための重要な接点となっています。
こうした屋外広告は、近年ではQRコードを活用するケースも増えており、スマートフォンで読み取るだけで企業のホームページにアクセスしたり、アプリのダウンロード画面へ誘導したりするなど、オフラインからオンラインへと繋ぐ施策が広がっています。

東洋美術印刷株式会社が2022年1月に公開した「QRコード意識調査」によると、QRコードの利用目的はWebへのアクセスが最も多く、全体の7割以上であることが明らかになっています。
参考資料:東洋美術印刷株式会社「WEBや動画への誘導に!100人に聞いたQRコード意識調査」

そこで今回は、全国の20~59歳の男女800人を対象に、屋外広告におけるQRコードに関する調査を行いました。
本調査では、「QRコードを読み取ったことがある屋外広告」や「QRコード読み取り後の行動」、「屋外広告を意識して見ている場面」などを明らかにすることを目的としています。

 
 

< TOPICS >

  • 直近1年間でQRコードを読み取った屋外広告、1位は「ビル・施設などの壁面の看板(35.3%)」、2位は「バス・タクシーの車体広告(23.5%)」、3位は「バス停の電子広告(22.3%)」
  • QRコード読み取り後の行動、「サイトを少し閲覧して終わり(34.5%)」が最多、商品購入や会員登録に繋がる割合は2割未満という結果に
  • QRコードを読み取らない理由、「周囲の邪魔になる(25.5%)」や「人目が気になる(24.0%)」などが多い傾向
  • 屋外広告を意識して見ている場面、バス・電車・人などを“待っているとき”が多い傾向
執筆:アスマーク編集局

執筆:アスマーク編集局

アスマーク編集局は、数多くのメーカー、官公庁、大学との広範な調査実績に基づき、実務に直結するマーケティングリサーチの知見を発信する専門組織です。単なる手法の解説に留まらず、「現場で求められる判断基準」や「実務上の留意点」を網羅した専門コンテンツを企画・制作しています。

普及活動の実績
調査・分析に関する自社セミナーは累計参加者26,000人を突破。関連資料の利用者は11,000人を超えています(※2026年現在)。

学術・教育支援
日本社会学会や日本行動計量学会等への参画、大学での講義(累計受講者1,000人以上)を通じ、リサーチノウハウの普及に努めています。また、大学等の教育機関へ1万人規模の実証データを提供し、PBL(課題解決型学習)教育の支援も行っています。

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監修:竹中 重雄(Shigeo Takenaka)

監修:竹中 重雄(Shigeo Takenaka)

株式会社アスマーク マーケティング管轄 マネージャー
リサーチ業界およびマーケティング領域で10年以上のキャリアを持つスペシャリスト。学術調査チームの立ち上げや、業界内でも難易度の高い「難病・希少疾患」「障がい者」のリクルートサービスの立案・リリースを主導。

専門領域
消費者インサイト分析、セグメンテーション。学術的根拠に基づき消費者モニターをタイプ分類する「インサイト・セグ」を開発。

発信実績
日本のマーケティングリサーチ20年の変遷」の執筆や、最新技術を網羅した「ChatGPTを調査設計・レポートに活用する検証セミナー」への登壇など、伝統的手法から最新トレンドまで幅広い知見を保有。

本記事の監修にあたって
自身の豊富な実務経験に基づき、公開情報の正確性と、読者の皆様のビジネスに即した実用性を厳格に審査しています。

アスマークの編集ポリシー

調査概要

調査名 屋外広告におけるQRコードに関するアンケート調査
対象者条件 【性別】 男女
【年齢】 20歳~59歳
調査項目 ・直近1年間で屋外広告のQRコード読み取り経験があるか
・QRコードを読み取った屋外広告物
・QRコードを読み取った後に取った行動
・直近1週間で各屋外広告をどの程度閲覧したか
・QRコードの掲載を見かけたことがある屋外広告
・QRコードの読み取りをやめた経験の有無
・QRコードを読み取らなかった理由
・QRコードを読み取りたくなる広告の条件
・屋外広告を意識して見ている場面
サンプルサイズ 800サンプル
割付 性年代で均等回収
調査期間 2026年3月25日(水)~3月27日(金)
調査方法 Webアンケート
調査機関 株式会社アスマーク

直近1年間でQRコードを読み取った屋外広告、第1位は「ビル・施設などの壁面の看板(35.3%)」

QRコードを読み取った屋外広告<全体>

直近1年間でQRコードの読み取り経験がある人は全体で29.8%いる中で、読み取ったQRコードがどの屋外広告に掲載されていたか(n=238)を尋ねたところ、第1位が「ビルや施設の壁面にある看板(35.3%)」、第2位が「バスやタクシーの車体広告(23.5%)」、第3位が「バス停などの電子広告(22.3%)」となった。

Q2.前問でお答えになった、あなたが「つい読み取った」QRコードは、どの広告物に掲載されていましたか。あてはまるものをすべてお知らせください。(複数選択可)

  • ビルや施設の壁面にある看板:35.3%
  • バスやタクシーの車体広告:23.5%
  • バス停などの電子広告:22.3%
  • 野外に設置されているのぼり旗:19.7%
  • 屋外ビジョン:18.9%
  • ビルや施設の屋上にある看板:17.2%
  • 道路沿いなどにある野立て看板:15.1%
  • 電柱広告:8.0%
  • その他:0.8%

各屋外広告のQRコード読み取り率、「ビル・施設の壁面の看板」は関東圏・近畿圏で4割越


QRコードを読み取った屋外広告物を地域別でみてみると、関東圏は「屋外ビジョン(24.1%)」が全体より5pt以上高いのに対し、その他地方圏では11.9%にとどまった。

また、近畿圏では「ビルや施設の壁面にある看板(40.5%)」が全体より5pt以上高いのに対し、その他地方圏では26.2%と全体より5pt以上低かった。

さらに、近畿圏では「道路沿いにある野立て看板(26.2%)」が他の地域に比べて突出して高い結果となった。

QRコード読み取り後、「サイトを少し閲覧して終わり(34.5%)」が最多、商品購入や会員登録に繋がる割合は2割未満

QRコード読み取り後に取った行動<全体>

屋外広告に掲載されたQRコードについて、読み取り後に取った行動(n=238)は、「サイトやページを少し閲覧して終わった(34.5%)」が最多、次いで「クーポンやキャンペーンを利用した(33.6%)」、「商品やサービスについて情報を詳しく得た(30.3%)」が続いた。

「クーポンやキャンペーンを利用した」が2位に浮上したものの、主に「ページを閲覧して終わり」や「情報を詳しく得る」といった、商品や企業についての“情報を得るだけ“の行動が多く上がった。「アプリのダウンロード(18.1%)」や「商品やサービスの購入(14.3%)」、「会員登録やサービス登録(12.2%)」といったアクティブな行動については、2割弱~1割未満にとどまる結果となった。

Q3.あなたが、QRコードを読み取った後にとった行動として、あてはまるものをすべてお知らせください。(複数選択可)

  • サイトやページを少し閲覧して終わった:34.5%
  • クーポンやキャンペーンを利用した:33.6%
  • 商品やサービスについて情報を詳しく得た:30.3%
  • 企業情報を詳しく得た:21.0%
  • アプリをダウンロードした:18.1%
  • 商品やサービスを購入した:14.3%
  • 会員登録やサービス登録をした:12.2%
  • 予約や問い合わせをした:5.5%
  • その他:0.4%

近畿圏はQRコードの読み取り後、「アプリのダウンロード」や「会員・サービス登録」といったアクティブな行動を起こす人が多い傾向


屋外広告に掲載されたQRコードについて、読み取り後に取った行動を地域別(n=238)でみると、近畿圏は「アプリをダウンロードした(31.0%)」が突出して高く、すべての行動の中で最も多い行動となった。また、「会員登録やサービス登録をした(21.4%)」についても全体より5pt以上高く、近畿圏は他の地域に比べ、QRコード読み取り後にアクティブな行動を起こす人が多い傾向にあることがわかる。

QRコードを読み取らない理由、「周囲の邪魔になる(25.5%)」や「人目が気になる(24.0%)」などが多い傾向

QRコードの読み取りをやめた理由<全体>

屋外広告に掲載されたQRコードについて、「読み取ろうと思ったが、何らかの理由で読み取るのをやめた経験がある」と回答した人は全体の55.9%であった。そこで、なぜ読み取りをやめたのか(n=208)を尋ねたところ、「立ち止まることで周囲の人の邪魔になるから(25.5%)」が最多となり、次いで「端末を取り出したり、カメラの起動が面倒だから(24.0%)」「人目が気になるから(24.0%)」「距離が遠い、または位置が高いから(24.0%)」が同率、「立ち止まるのが煩わしいと感じるから(22.1%)」が続いた。

「誰かの邪魔になる」や「人目が気になる」など、屋外でのQRコード読み取りにあたっては、周囲の人や環境を気にする傾向にあることがわかる。そのため、人との距離を保てる場所や、もともと立ち止まっているシチュエーションであれば、QRコード読み取りのハードルは下がるのではないかと考えられる。

Q7.前問で「読み取ろうと思ったが読み取らなかった経験がある」とお答えした人にお聞きします。その理由としてあてはまるものをすべてお知らせください。(複数選択可)

  • 立ち止まることで周囲の人の邪魔になるから:25.5%
  • 端末を取り出したり、カメラの起動が面倒だから:24.0%
  • 人目が気になるから:24.0%
  • 距離が遠い、または位置が高いから:24.0%
  • 立ち止まるのが煩わしいと感じるから:22.1%
  • セキュリティ面に不安を感じるから:21.6%
  • QRコードのサイズが小さいから:18.8%
  • 広告物に揺れや動きがあるから:15.4%
  • 紹介されている商品やサービスに興味がないから:13.9%
  • その他:1.0%
  • 特に理由はない:4.8%

屋外広告を意識して見ている場面、バス・電車・人などを“待っているとき”が多い傾向

屋外広告を意識して見ている場面<全体>

屋外広告を意識して見ている場面(n=800)を尋ねたところ、「特にない(37.0%)」を除いた項目では、「電車やバスを待っているとき(26.5%)」が最多、次いで「待ち合わせなどで人を待っているとき(22.6%)」、「散歩や遊び、買い物に出かけているとき(21.6%)」が続いた。屋外では、バス・電車・人など、何かを“待っているとき”に意識して広告を見ている人が多いことがわかる。

QRコードの読み取りをやめる理由として、「周囲の邪魔になる」「人目が気になる」といった心理的なハードルが多く上がったことからも、QRコード付きの屋外広告は、バス停の周辺や待ち合わせに利用される場所など、自然に人が立ち止まる場所に掲出することが効果的ではないかと推測される。

Q9.屋外にある広告物について、比較的意識して広告を見ているのはどのようなときですか。あてはまるものをすべてお知らせください。(複数選択可)

  • 電車やバスを待っているとき:26.5%
  • 待ち合わせなどで人を待っているとき:22.6%
  • 散歩や遊び、買い物に出かけているとき:21.6%
  • イベントやお店の入場待ちをしているとき:19.3%
  • 横断歩道で信号待ちをしているとき:18.0%
  • 通勤・通学などの移動中:15.5%
  • ベンチや広場などで休憩しているとき:13.3%
  • その他:0.0%
  • 特にない:37.0%

調査結果の引用・転載について

  • 本レポートの著作権は、株式会社アスマークが保有します。
  • 引用・転載される際は、必ず「アスマーク調べ」と出典を明記してご利用いただくようお願いします。
  • その際、引用・転載される旨を当社までご一報ください。
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