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手帳に関するアンケート調査

公開日:2014.11.01

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手帳に関するアンケート調査

男性よりも女性の方が翌年の手帳を早めに準備、女性は11月に購入する人が多い傾向にあり

スマートフォン普及が進む中、9割が継続利用予定。愛用者の多い「手帳」

昨今、スマートフォンの普及が進み、スケジュール管理のアプリ等も、多く存在している。それでも、この時期になると、本屋、雑貨屋等、あらゆる場所で見られる手帳の特設コーナーには、たくさんの人が群がり、それを見て、自分も手帳を買わなくては、と思い出す人もいるのではないだろうか。今回は、スマートフォンが普及した今も尚、アナログの手帳を使用している人が多いのは何故か。紙の手帳と、スマートフォンでのスケジュール管理を比較する為、2014年に手帳を購入し、2015年も手帳を購入予定(購入済み)で、スマートフォン保有の、20代~50代の男女にアンケートを実施した。
まず、事前調査で、2014年手帳保有者に、2015年も手帳を購入する予定かと尋ねたところ、「購入しない」と回答したのは1割強であった。そのうち、「スマートフォンで管理するから」は4人に1人となり、手帳からスマートフォンへ移行する人は、全体の僅か3%程度に留まる結果となった。
続いて、本調査では、紙の手帳で記録・管理している理由を尋ねたところ「慣れているから」が7割弱で最も高く、次いで「楽だから」が約半数となり、いずれかに回答している人が約8割を占めた。一方、スマートフォンで管理している理由については、「常に持ち歩くから」が最も高く、次いで「手軽だから」が続き、それぞれ半数前後となった。
最後に、手帳の付録にある情報について、「手帳の付録で欲しい情報」、「スマートフォンのアプリで欲しい情報」、「付録やアプリではいらない情報」を調べたところ、「スマートフォンのアプリ」よりも「手帳の付録」で欲しいと思われている情報は、「西暦・和暦・年齢早見表」「日本の祝日一覧」「郵便料金」の3つのみで、「手帳の付録で欲しい」と思っている人は、いずれも4割後半から5割台に留まった。【規則性を持った表】で表現することができる情報については、検索機能を持つ「アプリ」よりも、一覧で見やすい「紙」が指示されたようだ。
今回の調査結果から、紙の手帳での管理も、スマートフォンでのスケジュール管理も、機能より利便性が求められていることが分かった。そもそも、手帳にそこまでの機能を求めていない人が多く、常に持ち歩く人が、半数以下であったことからも、スマートフォンの1番のメリットとされた「持ち歩きやすさ」だけでは、なかなかスマートフォンへ移行しない現状が窺えた。しかし、「手帳の付録」には若干変化があり、スマートフォンの普及によって、どこでも気軽に検索をできる様になった今、アドレス帳や地図等、紙で欲しいと思われない情報が出てきた。まだまだ、紙とペンを持つ習慣が根付いている為、いくら高機能なスケジュール管理のアプリがあったとしても、「今までの慣れ」を超えるには、時間がかかりそうだ。

執筆者
アスマーク編集局
株式会社アスマーク 営業部 マーケティングコミュニケーションG
アスマークのHPコンテンツ全ての監修を担い、新しいリサーチソリューションの開発やブランディングにも携わる。マーケティングリサーチのセミナー企画やリサーチ関連コンテンツの執筆にも従事。
監修:アスマーク マーケティングコミュニケーションG

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調査概要

調査名 手帳に関するアンケート調査
対象者条件 ・全国在住
・20代~50代の男女個人
調査項目 ・属性(性、年代、職業、居住地)
・保有電子端末
・2015年度手帳の購入意向
・2015年度手帳の購入時期
・スケジュール等の管理・記録手段
・スケジュール等の管理・記録に利用するアプリ数
・手帳の持ち歩き頻度
・手帳に欲しい付録、アプリに欲しい機能
サンプルサイズ 400s
割付
 
20代
30代
40代
50代
男性50s50s50s50s
女性50s50s50s50s
調査期間 2014年11月25日~11月26日
調査方法 インターネット調査(アスマークの自社モニター )
調査機関 株式会社アスマーク

調査対象

性別 N=400
年代 N=400
職業 N=400
居住地 N=400
手帳保有状況 N=400
2015年手帳購入意向 N=400
保有電子端末 N=400

【事前調査】
Q.あなたは、2015年の手帳を購入する予定ですか。もしくは、既に購入されましたか。(1つ選択)
Q.2015年の手帳を購入されない理由をお知らせください。(複数選択可)

※本設問のみ、N数は本調査対象外も含むスマートフォン保有者かつ2014年手帳保有者

2014年手帳購入者で、2015年に手帳を購入しない人は、13.6%。 N=557
非購入者に購入しない理由を尋ねたところ、4人に1人が「スマートフォンで管理するから」と回答した。一方で、「その他」を選択した全員が、「(会社支給等で)貰えるから」または「2015年を含む手帳を購入済みだから」と回答しており、2015年の手帳利用予定者は合計9割強と、まだまだ需要が高い様子が窺える。

Q.あなたは2015年の手帳を、いつまでに購入する予定ですか。既に購入された方は、購入した月をお知らせください。(1つ選択)

2015年の手帳は、年内に購入する人が8割を占める。 N=400
男女ともに20代は年内購入者が6割代に留まり、他層に比べて低い結果となった。また、男性よりも女性の方が手帳の準備を始める月が早く、女性は11月に購入する人が多いが、男性は12月に購入する人が多いことも分かった。

Q.上記の月に購入を予定している(購入した)理由について、当てはまるものをお知らせください。(複数選択可)

2015年の手帳は、2014年のうちに購入しておきたい人が、半数以上。 N=400
しかし、女性は男性に比べると「2014年のうちに購入したい」という意識は低く、「欲しいものが見つかったから」が、男性の1割未満に対し、女性は2割以上と、手帳にデザイン性を求めている様子が窺える。

Q.以下の項目について、あなたが管理・記録に使っているアイテムをお知らせください。(複数選択可)

紙の手帳で最も管理されているのは、プライベートの予定で74.5%。 N=400

唯一スマートフォンで管理している人の方が多いのが、連絡先で71.8%がスマートフォンで管理している。殆どの手帳に付録としてついている「アドレス帳」を使用している人は、今では3割以下に留まるようだ。

・仕事のスケジュールについて、男女別で見ると、紙の手帳で管理している男性が68.5%と、多くのビジネスマンにとって、手帳は欠かせない仕事道具のひとつと言えそうだ。
・一方、プライベートの予定では、紙の手帳で管理している女性が86.0%となり、女性の手帳を選ぶ基準は、プライベートでの利用を重視している傾向がありそうだ。

年代別に見ると、年代が上がるにつれて連絡先を管理している人が多く、50代の半数近くは手帳でも管理していることが分かった。若年層ほど、連絡先を管理・記録するという意識は低く、連絡先を管理していなくても、SNS等を通じて、すぐに調べることができる時代を反映している結果と言えそうだ。

Q.紙の手帳で記録・管理しているとお答えになったものについて、手帳で管理される理由として、当てはまるものをお知らせください。(複数選択可)

手帳で記録・管理している理由は、「慣れているから」が最も高く7割弱。 N=384
次いで「楽だから」が5割、「簡単だから」「手で書くのが1番早いから」が3割強と続く。しかし男女別で見ると、「簡単だから」を選択した男性は、女性と比べて約20ポイント低く、「手で書くのが1番早い」「社会人としての常識だと思う」の方が上回る結果となった。男性は仕事で使用することを考慮して、手帳の機能は、簡単さよりも、スピードやマナー面を重視している様子が窺える。

Q.スマートフォンで記録・管理しているとお答えになったものについて、スマートフォンで管理される理由として、当てはまるものをお知らせください。(複数選択可)

スマートフォンで記録・管理している理由は、「常に持ち歩くから」が5割強。 N=320
次いで「手軽だから」が5割弱と続き、スマートフォンならではの高機能性よりも、コンパクトさや持ち歩きのしやすさに、利便性を感じている人が多いようだ。

Q.【前問の管理・記録に使っているアイテムで、スマートフォンにONが付いたもの】を管理するのに、利用しているアプリ(内臓も含む)の数をお知らせください。(半角数字)

20代男性は、管理・記録にアプリを複数使用している人が、6割強。 N=320
また、30代男性が半数以上と、若年層の男性は、他層に比べてアプリの利用数が多いことが分かった。手帳では1冊で管理できるものが、スマートフォンを利用することで、それぞれの目的に適ったアプリを利用していると言えそうだ。


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