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地震・災害に関するアンケート調査

公開日:2011.03.01

  • 東日本大震災関連

地震・災害に関するアンケート調査

調査結果概略

3月で東日本大震災から丸2年。2年を目前とした今、自分達に変化はあったのか。


生活について回復・復旧を実感していると回答する人は、全体の36.4%。前回2012年3月の調査結果とほぼ変わらない結果であった。調査を開始した震災直後の2011年4月からその半年後の2011年9月までの調査では、「回復・復旧の実感」は5割台であったが、2012年からは36%台に留まる。この数値から、「実感」がないのではなく、既に、「回復・復旧」は「実感」するほどのものではなくなっていることも考えられる。
  次に、自粛ムードを実感しているかをどうかを尋ねたところ、「感じる」は全体の18.2%で、こちらも2012年3月の調査結果と同様の結果となった。
  震災を機とした生活の変化については、全体的に前回の数値を下回る結果となる。トップの「防災用品を準備するようになった」は、唯一過去3回の調査結果を僅かではあるが上回り(前回32.2%)、33.8%であった。
 
また、今回は定点設問の他に、「2012年12月7日(金)の三陸沖の地震(マグニチュード7.4)が起こった直後にとった行動」「首都直下型地震ではないにしろ、近いうちに震度7以上の地震が自分自身に降りかかると思うかどうか」などについても尋ねている。

執筆者
アスマーク編集局
株式会社アスマーク 営業部 マーケティングコミュニケーションG
アスマークのHPコンテンツ全ての監修を担い、新しいリサーチソリューションの開発やブランディングにも携わる。マーケティングリサーチのセミナー企画やリサーチ関連コンテンツの執筆にも従事。
監修:アスマーク マーケティングコミュニケーションG

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調査概要

調査名 地震・災害に関するアンケート調査
対象者条件 1都3県在住の20~69歳の男女
調査項目
  • 属性(性、年齢、居住地、未既婚&子有無、職業、同居家族人数・住居形態)
  • 日頃の地震に対する意識度
  • 身近で巨大地震が起こる想定度
  • 東日本大震災が起きた際、どこにいたか
  • 東日本大震災(揺れの最中)にどのような行動をとったか
  • 東日本大震災(揺れの最中)に真っ先に思い浮かべたこと
  • 東日本大震災以後の生活で困っていること、最も困っていること
  • 現在(1週間後)の不安度
  • 現在(1週間後)最も不安なこと
  • 現在(1週間後)おこなっていること
  • 現在(1週間後)行う予定のこと
  • 東日本大震災で感じたことや意見
サンプルサイズ 1,000s
割付
  男性女性
20代100s100s200s
30代100s100s200s
40代100s100s200s
50代100s100s200s
60代100s100s200s
500s500s1000s
調査期間 2011年3月18日~3月21日
※以下ホームページ上では、結果の一部を掲載させていただいております。
調査方法 インターネット調査(アスマークの自社モニター )
調査機関 株式会社アスマーク

調査対象

男女 N=1000
年代 N=1000
居住地 N=1000
未既婚・子供有無 N=1000
職業 N=1000
住居形態 N=1000

Q1.あなたは日頃、地震に対する意識をどの程度していましたか。(1つ選択)

■日頃の地震に対する意識度 N=1000
地震に対する意識度は、「あまり意識していなかった」という回答が43.4%で最も多く、意識の強弱を問わず、意識者(かなり+やや意識していた)は、48.2%と半数をわずかに下回った。意識者と非意識者は、ほぼ半々に割れている。

Q2.では、あなたの身近(首都圏)で、実際に巨大地震が起こるかも知れないと考えていましたか。(1つ選択)

■身近で巨大地震が起こる想定度 N=1000
身近で巨大地震が起こる想定度は、「やや考えていた」という回答が48.8%で最も多く、 意識の強弱を問わず、想定者(かなり+やや考えていた)は、64.4%に達した。Q1で聴取した普段の地震に対する意識に比べ、身近に巨大地震がくるかもという 想定は、多数の人が考えていたことがわかる。

Q3.あなたは今回の巨大地震が起きた時(大きな揺れの最中)、どこにいましたか。(自由記述)

■大きな揺れが起きた際の所在地 N=1000
大きな揺れが起きた際の所在地を自由回答で尋ねたところ、「自宅」が42.0%で最も多く、次いで「会社(客先含む)・バイト先」の31.4%、「街中・屋外」の4.3%と続く。自宅と会社で、全体の7割強を占める。

●実際の回答(自由記述)の一部 ※上位3つのみ

【自宅】

  • 自宅の2階部屋。(男性20代)
  • 店舗兼住宅にて商店を営業していた。(男性40代)
  • 自宅でTVを見ていた。 (男性60代)
  • 自宅。子供のおむつ替えをしていた。 (女性20代)
  • 外出しようと部屋を出る瞬間でした。 (女性40代)

【会社(客先含む)・バイト先】

  • 東京・飯田橋にあるオフィスビルの26階。(男性30代)
  • 仕事で客先にいた。(男性50代)
  • 職場である工場内のオフィス。(女性20代)
  • 会社(百貨店)9Fの女子更衣室。(女性40代)
  • 仕事場(託児)で子供と遊んでいた。 (女性50代)

【街中・屋外】

  • 大学のサークルの会議に行くのに駅まで歩いていた。(男性20代)
  • 新宿の歌舞伎町近辺を営業で動いていました。(徒歩) (男性40代)
  • 自宅から5キロほど離れた公園までウォーキングの往復をしている路上で。(男性60代)
  • 屋外。駅の近くを歩いていました。 (女性30代)
  • 犬の散歩中で外にいた。 (女性60代)

Q4.では、今回の巨大地震が起きた時(大きな揺れの最中)、先ずどのような行動をとりましたか。(複数選択可)

■大きな揺れが起きた際、先ずどのような行動をとったか N=1000
大きな揺れが起きた際にまずどのような行動をとったかを尋ねたところ、「倒れそうなものを押さえた」が23.1%で最も多く、次いで「何もしなかった(できなかった)」の20.4%、「建物の外に出た」の20.0%と続く。2番手に「何もしなかった(できなかった)」が挙がり、なかなか大きな揺れに直面し、冷静に行動できずの人が多かったことがうかがえる。

Q5.今回の巨大地震が起きた時(大きな揺れの最中)、まっ先にどのようなことを思い浮かべましたか。(自由記述)

■大きな揺れが起きた際、真っ先に思い浮かべたこと N=1000
大きな揺れが起きた際の真っ先に思い浮かべたことを自由回答で尋ねたところ、「家族の安否」が25.3%で最も多く4人に1人の割合。次いで「自宅の被害(家の中・家具含む)」の10.8%、「震源地・震度」の7.7%と続く。

●実際の回答(自由記述)の一部 ※上位3つのみ

【家族の安否】

  • 都内にいる家族は無事かと考えた。(男性20代)
  • 嫁と子どもの事が頭に浮かんだ。 (男性30代)
  • 死んでしまうのかと思った。旦那は大丈夫か?と心配した。 (女性40代)
  • ひとりで買い物していたので、夫や子供たちは大丈夫だろうかと思った。 (女性50代)
  • 大変なことが起きた。家族や家は大丈夫か。 (女性60代)

【自宅の被害(家の中・家具含む) 】

  • 家が潰れる。部屋の物が落ちてきて片づけが大変だ。 (男性20代)
  • 買い換えたテレビが壊れると思った。 (男性50代)
  • 自宅が壊れないか、火が出ないか、周辺の家はどうなったかなど。 (男性60代)
  • 家屋倒壊で、下敷きになるかもしれない。(女性40代)
  • 中々収まらない揺れにただ夢中で食器棚の扉を押さえることしか考えていなかった。 (女性60代)

【震源地・震度】

  • 都心でもかなりの揺れだったので、震源がどこなのかが非常に気になった。 (男性30代)
  • 揺れが強く長く続いたので震源地はどこかをまず思った。 (男性60代)
  • 震源地はどこか。最近余震が多かった東北だったらとてつもなく大きな地震なのではないか。 (女性20代)
  • ここで(神奈川県)こんなに揺れているから、震源地では巨大地震が起きているなと思った。 (女性50代)
  • どこが発震地だろうか。神戸大震災のように多数の死者がでなければいいがと思っていた。 (女性60代)

Q6.今回の巨大地震発生以後の生活で、困っていることをすべてお知らせください。(複数選択可)
Q7.では、今回の巨大地震発生以後の生活で、最も困っていることをお知らせください。(1つ選択)

■巨大地震以後の生活で困っていること、最も困っていること N=1000
巨大地震発生後の生活(1週間)で、生活上で困っていることを尋ねたところ、「交通機関の乱れ」が53.8%で最も多く、次いで「計画停電」の47.5%、「余震による精神不安」の46.2%と続く。更にその中で、最も生活上で困っていることを尋ねたところ、「交通機関の乱れ」が16.2%で最も多く、「余震による精神不安」が16.1%で僅差で続く。

Q8.今回の巨大地震発生から1週間が経ちますが、今後について、どの程度不安を感じていますか。(1つ選択)

■現在(1週間後)の不安度 N=1000
現在の不安度は、「やや不安」という回答が50.9%で最も多く、 意識の強弱を問わず、不安者(かなり+やや不安)は、82.6%を占める。

本資料の提供は終了いたしました

調査結果の引用・転載について

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