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名前に関するアンケート調査

公開日:2014.12.01

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名前に関するアンケート調査

お子様の名前を決める時に意識した項目は、「漢字」が最も高く94.9%、次いで「響き」が94.7%

表記、響き、名付けの理由・・・自分の名前が気に入っている人/いない人

命名は両親から赤ちゃんへ最初の贈り物と言われている。何故、その名前が付けられたのか、両親に名付けの由来を尋ねた経験が、誰しも一度はあるのではないだろうか。そして、物心がついた頃には、自分の名前について、「好き」や「嫌い」の感情を持ったことが、少なからずあると思われる。そこで今回は、子どもを持つ20代~50代の男女を対象に、自分の名前と、子どもの名付けについて、アンケートを実施した。また、分析に関しては、自分の名前を「気に入っている人」と「気に入っていない人」で比較をしてみた。
 まず、自分の名付け親が誰であるのかを尋ねたところ、父親が64.0%、母親が40.4%、祖父母が14.0%と続いた。一方、子どもの名付け親は、本人が77.9%、配偶者が66.0%、両親・義両親が4.4%という結果となり、女性の半数以上が子どもの名付けに関与せず、祖父母の介入が一定数あった時代から、両親が主体となり子どもの名前を決める時代に移行している様子が窺えた。
 次に、名前の「文字表記」「響き」「名付けの理由」について、それぞれ気に入っているかを尋ねたところ、「文字表記」と「響き」を「気に入っている」と回答した人は、自分の名前を気に入っている人が9割以上に対し、気に入っていない人は2割未満と、大きく差が出た。名前の表記と響きは、本人が名前を気に入る基準として、重要であると言えそうだ。一方、「名付け理由」は、名前を気に入っていない人でも、「気に入っている」と答えた人が約4割と、名前を気に入るかどうかには、それほど影響がないようだ。
 更に、自分の名前の印象について、「自分に似合っている/名前負けしている」のどちらに近いか尋ねたところ、「自分に似合っている」に近いと回答した割合が、気に入っている人は9割以上に対し、気に入っていない人は6割以下と、3割以上下回る結果となり、「文字表記」「響き」と同様に、自分の名前を気に入る理由として、影響がありそうなことが分かった。しかし、同じ項目で子どもの名付け時に意識したことを伺うと、本人が名前を気に入るかどうかに影響の大きかった「漢字」と「響き」は、多くの親が意識しているものの、「名前負けしにくさ」は5割半ばと、半数近くに意識されていないことが分かった。
 近年普遍的な名前ではなく、独自性のある名前をつける親が増えている様に感じるが、自分の名前を気に入る理由も、子供の名付けに意識することも「漢字」と「響き」は変わらず大きな要素であることが明らかになった。しかし、名付けについて年代別に見ると、30代以上は「響き」よりも「漢字」を意識している割合がやや上回るか同程度であるのに対し、20代は「漢字」よりも「響き」を意識している傾向があり、響きを重視しつつ、漢字の意味も意識した結果、読みにくい名前が増えてきているのではないだろうか。

執筆者
アスマーク編集局
株式会社アスマーク 営業部 マーケティングコミュニケーションG
アスマークのHPコンテンツ全ての監修を担い、新しいリサーチソリューションの開発やブランディングにも携わる。マーケティングリサーチのセミナー企画やリサーチ関連コンテンツの執筆にも従事。
監修:アスマーク マーケティングコミュニケーションG

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調査概要

調査名 名前に関するアンケート調査
対象者条件 ・全国在住
・20 代~ 50 代の子あり男女個人
調査項目 ・属性(性、年代、職業、居住地、未既婚、子どもの人数)
・自分の名前の名付け理由の認知
・自分の名付け親
・子どもの名付け親
・自分の名前の印象
・子どもの名付けで意識したこと
サンプルサイズ 480s
割付
 
男性
女性
自分の名前を気に入っている120s120s240s
自分の名前を気に入っていない120s120s240s
調査期間 2014年12月16日~12月22日
調査方法 インターネット調査(アスマークの自社モニター )
調査機関 株式会社アスマーク

調査対象

性別 N=480
年代 N=480
職業 N=480
居住地 N=480
未既婚・子有無 N=480
子どもの人数 N=480
自分の名前を気に入っているか N=480

Q.ご自身の名前(下の名前)が、どのように付けられたかの理由をご存知ですか。(1つ選択)

自分の名前の名付け理由を認知している人は71.7%。 N=480
男女別に見ると、自分の名付け理由を知っている男性が64.6%に対し、女性は78.8%と、女性の方が、自分の名前がどのような理由で付けられたのかについて、関心が高い様子が窺える。

Q.あなたの名前は誰が決めましたか。(複数選択可)

名前を母親に名付けられた人は、4割ほどに留まる。 N=480
年代別に見ると、年齢が上がるにつれて、母親に名付けられた人の割合が減少している。50~60年前は、子どもの名付けに関与した母親は、3割にも満たないことがわかった。


Q.次の項目のうち、ご自身の名前(下の名前)についてどの程度気に入っているか、それぞれお知らせください。(それぞれ1つずつ選択)

自分の名前を気に入っている人で、名前の文字表記を気に入っている人の合計は、3項目で最も高い98.4%。 N=480

名前を気に入っている人のほぼ全員が、文字表記を気に入っていると回答していることから、名前の表記方法は、名前を気に入る基準として、重要な要素であると言えそうだ。

自分の名前を気に入っていない人で、響きが気に入らない人はおよそ3人に1人。 N=480

一方で、響きは気に入っていると回答した人は、僅か1.3%に留まった。名前の響きが気に入らない人は、名前そのものに対して、ネガティブな印象を抱きやすい様子が窺える。

名前を気に入っていない人で、名付けの理由が気に入らない人の合計は6割弱に留まる。 N=344

反対に、名前は気に入っていないが、名付けの理由は「気に入っている」と回答した人が4割強と、名前がどのような理由で付けられたかについては、名前を気に入るか、気に入らないかには、それほど影響を及ぼさないようだ。

Q.次にあげる【A】と【B】のうち、ご自身の名前(下の名前)の印象について該当するものを、それぞれお選びください。(それぞれ1つずつ選択)

自分の名前を気に入っている人のうち、自分の名前は「覚えやすい」「自分に似合っている」と感じる人の合計は9割以上。 N=480

次いで、「呼びやすい」「読み方が簡単」「普遍的」が、それぞれ8割以上となった。個性的で人と被らないような名前よりも、普遍的で、他人が呼びやすく、覚えてもらえやすい名前の方が、本人は気に入る傾向があると言えそうだ。

自分の名前を気に入っていない人で、名前が「自分に似合っている」と回答した人は僅か5.0%。 N=480

また、「呼びやすい」と回答した人は、名前を気に入っている人の約半数の21.3%となった。自分自身で名前を名乗ったり、読み書きしたりすることと同等以上に、他者に名前を呼ばれる際の印象は、名前に対するイメージを左右するようだ。

Q.お子様の名前は誰が決めましたか。(複数選択可)

子どもの名前を決めた両親・義両親は5%未満に留まった。 N=480
現在では、子どもの名前は、父親または母親以外に決められることは、ほどんどないと言えそうだ。

Q.次の項目について、お子様の名前を決める時に、どの程度意識したか、それぞれお知らせください。(それぞれ1つずつ選択)
※前問で、お子様の名前を「自分」で決めたと答えた方が対象

お子様の名前を決める時に意識した項目は、「漢字」が最も高く94.9%。 N=374
次いで「響き」が94.7%、「呼びやすさ」が91.2%と続く。本人が名前を気に入るか、気に入らないかに大きく影響している「名前負けしにくさ」について、名付け時に意識している人は55.9%に留まった。


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