市場調査・マーケティングリサーチ会社のアスマーク

株式会社 ハミングバード 
代表 馬場貴志様

経年調査で生じる説明の手間を、過去の経緯を確実に引き継ぐ「伴走支援」で解決。 ノーストレスな進行体制を創出

マーケティング環境のデジタル化が進む昨今、「複雑な調査設計への対応」や「データのクオリティ管理」に課題を抱えるリサーチ実務担当者は少なくありません。特に、年次で実施される経年調査においては、過去の文脈を理解した上での細やかな運用が求められます。

今回は、様々な分野の企業プロジェクトから行政計画の作成支援までを担う、マーケティングリサーチのプロフェッショナルであるハミングバード様にインタビューを実施。数ある実査会社の中から、なぜ同社が長年にわたりアスマークを選び続けているのかについて、実例を交えてお話を伺いました。

年1回の経年案件でも「丁寧な引き継ぎ」がもたらす安心感

――ハミングバード様は、前身であるマーシュの時代から長年弊社をご利用いただいています。数あるリサーチ会社の中で、アスマークを選び続けてくださっている一番の理由は何でしょうか。

馬場 貴志様(以下、馬場様)  一番はやはり、何かあったときにすぐに案件を相談できる担当者がいて、そのリレーションが組織として「丁寧に引き継がれている」という点です。

実態として、私の会社は私1人で動かしているリサーチ中心のコンサルティング組織でして、御社へのご相談も、プロジェクトの性質上、スポット的な関わり方になることがあります。普通に考えれば、発注のブランクが空くと、リサーチ会社側としてはドライな対応になってもおかしくありません。また、リサーチ会社側の担当者が変わるとそれまでの文脈が途切れてしまい、毎回イチから自社の説明をしなければならないケースも多いと聞きます。

しかし御社の場合は、担当者が変わる際、こちらからお願いする前であっても必ず丁寧なご挨拶と引き継ぎのメールをいただけます。歴代の担当者の方々や現在の渡邉さんに至るまで、その誠実な姿勢が一貫している。スポットの相談であっても「これまでの繋がり」を大切にしてくれていると感じられることが、まず大きな信頼のベースになっています

馬場様

フォーマットに縛られないストレスフリーな対応

――実務の進行において、他社との違いやアスマークならではのメリットを感じる部分はありますか。

馬場様  非常に細かい部分かもしれませんが、調査票を入稿する際の「フォーマットの自由度」は、私にとって相対的に大きなストレスフリーに繋がっています。

私の経験上の限りかもしれませんが、他の調査会社の実査システムを利用する場合、原則的に「指定のフォーマットでの入稿」を求められます。しかし、我々が調査票の原稿を作成し、クライアントと何度も推敲を重ねるプロセスにおいては、未だにWord(ワード)でのやりとりも多いのが現状です。

これをわざわざシステム流し込み用の指定フォーマットに組み替える作業は、実務担当者にとって非常に面倒な負担になります。また、個人的な感覚ですが、Word(ワード)で作る調査票は「ちゃんと人に読んでもらうもの」としての質問文のニュアンスやストーリー性を大切にできるという、設計思想の違いがあると思っています。

御社は、こちらがWord(ワード)で作成した原稿のままお渡ししても、嫌な顔一つせず仕様を読み解いてシステム画面を正確に構築してくれます。システム仕様の壁をこちらに押し付けず、こちらのワークスタイルをバックアップしてくれる柔軟さは、実務上とてもありがたいですね。

プロが気づかない視点を与える「調査票チェック」と、スピードに溺れない「クオリティ管理」

――実査プロセスのクオリティや、画面構築時のやり取りについてはいかがでしょうか。

馬場様  マニュアルチックではない、プロとしての丁寧なチェック体制に何度も助けられています。

私たちはリサーチのプロとして調査票を設計していますが、御社の現場担当者の方は、画面構築の段階で「この設問の言い回しであれば、こちらの表現の方が回答者が迷わないのではないか」といった、細かい見落としや懸念点をしっかり指摘してくれます。入稿された通りにただ画面を作るだけ、というマニュアル対応になりがちなところを、こちらの意図を理解した上で、プラスアルファのフィードバックをくれる。これは非常に付加価値が高いと感じます。

また、ネットリサーチの世界では「1日で何千件の回答が集まります」というスピード感をアピールする企業も多いですが、私の扱うプロジェクト、例えば現在の経年ブランド調査などでは、スピードが必ずしも第一ではないケースが多々あります。

御社は、インターネットリサーチの黎明期から言われていた「先乗りした人(通知にすぐ気づいた人)だけでサンプルが埋まってしまうリスク」を避けるための、サンプルの分散回収の重要性や、土日を跨いで回答を見る人の属性配慮など、クオリティ管理の基本を丁寧に守って運用してくれます。「1日で集められますよ」と安易に言うのではなく、データの質を担保するための設計を実直に並走してくれる姿勢には、非常に信用が置けますね。

馬場様

1,000件超のフリーアンサーも目視チェック。データ品質の根底にある泥臭いスタンスへの共感

――データ回収後の「品質」について、不満やトラブルを感じられたことはありますか。

馬場様  データの品質に関しても、これまで大きなトラブルや不満を感じたことは一度もありません。あったら絶対に記憶に残っていますからね(笑)。特にフリーアンサー(自由回答)の綺麗さには驚いています。

近年はセルフ型リサーチなどの普及もあり、「回答に無意味な文字列や適当な回答が混ざっている」という話をよく耳にします。私の会社では、フリーアンサーの丁寧なカテゴリー分類や定性的な分析も強みの一つとしているため、ここのデータの質は非常に重要です。

御社では、1,000件を超えるような定量調査のフリーアンサーであっても、システム的なチェックだけでなく、最終的には人間の目で目視チェックをして不適切なサンプルを弾いていると伺いました。最近はAIで自動判別する効率化も進んでいますが、やはり人が読まないと分からないニュアンスの違和感はあります。

手間のかかる部分にあえて人手をかけ、泥臭くクオリティを維持しようとする業務スタンスは、リサーチ会社としてのベースにある哲学が今も脈々と生きている証拠だと思います。だからこそ、出てくるデータの信頼性が高く、安心してクライアントに提出できます。

複雑な「経年調査」のロジックを迷わず形にする知見の伝承

――継続的にアスマークが担当している、経年の「ブランド調査」について、進行上の評価をお聞かせください。

馬場様  継続的にお願いしている「ブランド調査」は、一見シンプルに見えて、実は対象者を複数のセグメントに細かく分けてスクリーニングし、それを同時に走らせるという、少しイレギュラーで複雑な回収ロジックを組んでいます。本来であれば複数の別々の調査を同じ設計の中でコントロールするような難しさがあります。

最初にこの案件を引き継いでもらうときは、「回収ロジックの意図が正しく伝わるかな」という不安を少々感じていました。しかし、御社は社内でしっかりと前年の知見や回収のノウハウを蓄積し、完璧に引き継いでくれていました。

毎回こちらが複雑なロジックを説明し直す必要がなく、こちらの求める条件通りにノーストレスで実査を完了させてくれる。この「説明コストがかからない」という実査の機動力と確実性こそが、毎年継続してお願いしている大きな理由になっています。

馬場様

利益に捉われず同じ目線で伴走。できないことも誠実に伝える「頼れる窓口」

――その他に、アスマークとのやり取りで印象に残っているエピソードはありますか。

馬場様  実務的な発注プロセス以外でも、こちらのビジネスの相談に同じ目線で乗ってくれる点です。

例えば、調査が終わった後、クライアント側から「(過去の調査と比べた)数値データの変化」について、通常の分析を超える、一歩踏み込んだ「理由付けや仮説構築」を求められることがあります。私の方でも、知見を駆使して仮説を立てるのですが、その際に、「実査の現場から見て、当該回答層の回収の一般的な傾向変化やデータの偏りの有無など、何かヒントになりそうな点はなかったか」と、担当の渡邊さんに、電話で意見を求めたことがあったんです。

直接的な売上やお金になる相談ではないにもかかわらず、渡邊さんは嫌な顔一つせず、実査の動向を振り返りながら非常に親身になって相談に乗ってくれました。結果として「データの偏りはなく、実態を反映した傾向である」との客観的な裏付けが取れました。また、相談の過程で、最新の回答者傾向や回収の課題など、普段はなかなか知ることのできない知見も得られ、クライアントへの適切な対応に役立てることができました。

また過去には、「こういう特殊な企業調査や郵送調査の手法は、今御社で対応していますか?」と相談した際も、自社の標準パッケージの仕様上対応が難しい領域については、「うちでは今そこは扱っていないのですが、独自のネットワークを持つ別の専門会社さんであれば対応できるかもしれません」と、率直に教えてくれたこともありました。

できないことはできないと誠実に伝えつつ、こちらの課題解決の窓口になってくれる。1人で小さくネットワークを組んで仕事をしている身としては、業界の最新トレンドや方法論の広がりを相談できる「頼れる窓口」が御社にあるということは、本当に大きなメリットだと感じています。

――本日はありがとうございました。

アスマーク担当者 コメント

ハミングバード様、本件では貴重なお話を聞かせていただき誠にありがとうございました。マーシュ創業期より、長きにわたりパートナーとしてお選びいただき大変光栄です。 リサーチのプロであるハミングバード様のシビアな要件に対し、文脈を繋ぐ丁寧な引き継ぎや、Word原稿のニュアンスを汲んだ画面構築、1,000件超の自由回答の目視チェックといった泥臭いプロセスが、ストレスフリーな価値に繋がっていると今回のインタビューを通じて再確認することができました。これからもお客様のこだわりに実査の機動力と精度で誠実に寄り添う、「最も信頼できる伴走者」でいれるよう、努力を続けて参ります。

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