公開日:2026.01.16

【産学連携】宮城大学にて特別講義を開催 「マーケティング課題からみる調査事例~『売れる』商品の開発秘話~」

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【産学連携】
宮城大学にて特別講義を開催
「マーケティング課題からみる調査事例~『売れる』商品の開発秘話~」

株式会社アスマークは、2025年11月25日(火)に宮城大学事業構想学群・渋田一夫研究室が主催する特別講座「マーケティング課題からみる調査事例~『売れる』商品の開発秘話~」へ登壇しました。

アスマーク・マーケティングコミュニケーショングループが、ヒット商品が生まれるまでの調査とそのストーリーを豊富な事例を交えてご紹介。後半では現場で起こる生々しいエピソードや、調査のプロとしての考え方を社員が共有し、質疑応答を通して、参加した学生が「社会人として働く自分」を具体的にイメージできるような、実社会のリアリティを伝える有意義な場となりました。

当講演は、マーケティングリサーチを学生に学んでもらうことを目的とした、産学連携の一環です。

シンポジウム概要
日程 :2025年11月25日(火)14:30-16:00
場所 :オンライン
講座名:「事業構想特別講義Ⅲ(データサイエンス活用)」の一環として実施
時間 :90分
登壇 :株式会社アスマーク・経営企画部マーケティングコミュニケーショングループ・鹿野

プログラム構成
● マーケティングリサーチとは?
● 調査からどういうことが分かるのか?
● 「売れる」商品の開発秘話
● 調査会社とは?調査会社で働くにあたって
● 質疑応答

 

宮城大学 大和キャンパス本部棟
宮城大学 大和キャンパス本部棟

 

  • マーケティングリサーチは、消費者のニーズ調査や、製品開発用のデータ分析などで、我々が日常で見る、いわゆる「商品」や「サービス」の大元を担うということを理解することができた。
  • 普段見ているCMなどにもマーケティングリサーチを活かしてどのようなコンセプトや思い、売り出し方をしたら消費者を引き付けられるかなど深く考えられて我々の目に見える形になっていることが分かった。
  • 実際に働いている人のお話を聞いていると、ただアンケートをするだけにとどまらず、傾向の分析と、それに応じたコンサルタントも行っているようだったので、仕事内容の幅広さに驚いた。
  • 仕事で人との連携が必要になるため、人間力が最も重要であるという点が印象的だった。
  • 今回の講義を通して、マーケティングリサーチが企業の意思決定を支える科学的手法であり、「企業が伝えたいこと」と「消費者が知りたいこと」のギャップを埋める役割を担う点を再確認した。
  • マーケティングリサーチという言葉は、きいたことがあったが、具体的にどういうものかは知らなかったので、講義をきいて、とても学びになった。
  • 企業の伝えたいことを消費者に伝えつつ消費者の知りたいことを企業側が取り入れるためには企業と消費者の仲介者が必要不可欠であるということに気が付き、そのような仕事に興味を持った。
  • 当たり前のように存在しているヒット商品の裏側には、綿密な調査と試行錯誤が積み重なっていることを改めて感じた。
  • 既に競争が激しい分野でも、消費者のニーズを丁寧に分析することで、商品を適切な方向へ打ち出す戦略が可能になることが印象的だった。

 

特別講義の後、本件の企画に携わった事業構想学群の渋田一夫先生に総評をいただきました。

渋田 一夫 先生
渋田 一夫 先生

宮城大学 事業構想学群 教授
キャリア・インターンシップセンター長
研究推進・地域未来共創センター 副センター長

専門分野
デザイン経営、サービスサイエンス 、イノベーションマネジメント、感性情報処理
略歴
所属学会・社会活動等
サービス学会 (代議員、学会誌サービソロジー元編集長)
日本感性工学会 (理事、論文編集委員)
日本ビジネスモデル学会
日本テレワーク学会
日本デザイン学会
日本認知科学会
情報処理学会
AI教育推進機構

主な職歴
1990年4月 富士ゼロックス株式会社
2020年4月 関西学院大学 感性価値創造インスティテュート 特任教授
2023年4月 宮城大学 事業構想学群 教授

 

Q 「先生のご専門分野やこれまでの関わりを踏まえ、今回の特別講義を通じて感じたことをお聞かせください。」
A 「私の研究分野は、サービスサイエンス・感性工学・デザイン評価を中心とした「人の感じ方や行動をどのように可視化し、価値創造につなげるか」という領域です。

特に、利用者が言葉にしにくい潜在的なニーズや感情を、調査や評価手法を通じて明らかにし、商品・サービスや、さらには事業構想に反映させる研究に取り組んでいます。そのために、かなり多くの社会調査や心理調査などを行っていますので、以前よりアスマーク様に調査をお願いすることがありました。

今回、特別講義を行っていただき、単なる調査だけでなく、マーケティング全般に関して広く携われていることがわかりました。

これからの調査会社には、単に「調査を実施する」だけでなく、課題設定や活用まで伴走できる存在であることが求められると感じています。データは集めるだけでは価値にならず、どのような問いを立て、どう解釈し、次のアクションにつなげるかが重要です。
その意味で、消費者理解とビジネス理解の両方を備え、クライアントと同じ目線で考えられる調査会社の役割は、今後ますます大きくなると思います。

学生にとっても、マーケティングリサーチが「実際のビジネスでどのように使われているのか」を具体的にイメージできる非常に良い講義だったと感じています。大学では、学術的な視点でマーケティングリサーチなども教えていますが、特に、売れない理由の仮説検証や、消費者の無意識の不満を捉えるプロセスなどは、なかなか理解しにくい部分です。実際の事例を通じて、定性調査と定量調査の役割の違いや、調査結果が意思決定にどう結びつくのかを学べた点は、学生にとって大きな学びになったと思います。

また、大学で教えている理論やフレームワークが、実際のビジネス現場でどのように使われているのかを、具体的な事例を通して示していただけたことは、学生が将来を考える上でも大きな意味がありました。

今回の特別講義は、マーケティングリサーチを「社会とつながる実践」として捉えるきっかけを与えてくれる、大変有意義な機会だったと感じています。

渋田先生、ご協力いただきありがとうございます。

【関連リンク】宮城大学  Webサイト
【前回の連携企画】京都女子大学でゲスト講演「インサイト産業とデータサイエンス」 イベントレポートはこちら>

執筆者
アスマーク編集局
株式会社アスマーク マーケティングコミュニケーションG
アスマークのHPコンテンツ全ての監修を担い、新しいリサーチソリューションの開発やブランディングにも携わる。マーケティングリサーチのセミナー企画やリサーチ関連コンテンツの執筆にも従事。
監修:アスマーク マーケティングコミュニケーションG

アスマークの編集ポリシー

【アスマーク×文教大学】学術調査チームが講演、「マーケティング課題からみる、調査事例セミナー」 ~大橋洸太郎先生へのインタビュー記事を公開~

【アスマーク×文教大学】学術調査チームが講演、「マーケティング課題からみる、調査事例セミナー」 ~大橋洸太郎先生へのインタビュー記事を公開~

2022年10月24日、文教大学(湘南キャンパス)にて情報学部情報社会学科の大橋洸太郎先生が受け持つ「調査集計法B」の講座にて、アスマークの学術調査チーム(富田、曽我部)が「マーケティング課題からみる、調査事例セミナー」と題し、セミナー登壇させていただきました。

当講座は、マーケティングリサーチを学生に学んでもらうことを目的にしており、アスマークの学術調査チームの活動の一環として実現に至りました。

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産学連携の取組み

産学連携の取組み

近年、研究成果を社会に活かすことへの期待が高まる中で、研究の質を高め、実効性を伴う研究活動を推進することが重要な課題となっています。その実現には、研究者と企業が相互に協力し、学術的価値と社会的価値を結びつける体制の構築が不可欠です。

アスマークは、こうしたニーズに応えるべく2020年に「学術調査チーム」を発足し、研究者が直面する「被験者募集の難しさ」や「調査設計の専門性不足」といった課題に取り組んできました。現在では、年間500件以上の学術調査を支援し、調査実務のサポートから倫理審査への助言、研究者向けセミナーや共同調査まで、研究活動に寄り添った取り組みを展開しています。

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被験者募集支援・リクルート代行

被験者募集支援・リクルート代行のサービスの詳細はこちら

年間2,000件以上のリクルーティング実績*を持つアスマークが、被験者のリクルートを行ない、大学/調査機関の学術研究を全力支援。*20期実績
アカデミックリサーチの知見に長けた「学術調査チーム」が専任サポートいたします。

東京都内はもちろん、地方での被験者の募集も実績豊富です。

下記に当てはまる方にお薦めのサービスです。
● 研究対象者が集まらない
● 臨床試験の参加者の公募に困っている
● 質問紙調査の回答者が足りない

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大学・研究機関向けの学術調査(アカデミックリサーチ)

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学術調査(アカデミックリサーチ)は、理論の検証、新しい知見の発見、既存の知識の体系化などを目的とした、特定の学問分野における研究や調査活動のことを指します。ネットリサーチやインタビュー調査などを用いたデータ収集、分析、実験、観察などが行われ、研究論文や学会発表などで結果を公表する必要があるため、信頼性の高いデータが求められます。

アスマークでは、学術調査専門チームがあるため、質の高い調査支援が可能です。

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