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DQS(直接質問尺度)とは?マトリクス設問に潜ませる不誠実回答チェック
アンケート調査のデータ品質を左右する大きな要因の一つが、回答者の「不注意回答」です。設問文を読まずに選択肢を機械的にクリックしたり、マトリクス形式の質問で同じ選……
公開日:2019.12.04
統計調査を行う際に、対象のすべてを調べるのではなく、一部だけを取り出して調査するものを標本調査といい、取り出されたものを標本(サンプル)といいます。
標本調査では母体数が多く、対象者全員に対して調査を行うのが難しい場合に実施されます。例えば、社会人男性の平均年収を調査する場合、日本に住む社会人男性の全てを調査するには、多くの資金と膨大な時間がかかります。そのため、対象者の一部を無作為に抽選し調査を行い、平均年収を予測します。
標本調査の目的は、母体を正しく推測することです。そのため、母体から抽出したサンプルは偏りが出ないようにランダムに抽選を行います。
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標本調査の場合、サンプルの抽出方法は大きく分けて「有意抽出法」と「無作為抽出法」の2種類があります。
有意抽出法は母体の中から、意図的に代表となるようなサンプルを抽出する方法です。このような抽出方法では、”何を基準に抽出するのか”選ぶ人の主観的な判断に偏ってしまうため、統計的なデータは取れません。標本調査のように、可能な限り母体を正確に推測することが目的の調査ではあまり利用されません。
一方で無作為抽出法とは、主観的判断を無くしサンプルをくじ引きに近い形で抽出する方法です。このような抽出方法では確率論や統計数理などを用いることで、標本から全体の数値を推測し、調査結果の誤差を評価することが可能です。ある程度多くのサンプルを回収することで、調査結果が安定し、より正確な調査結果を得ることが出来ます。

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