公開日:2020.08.11

マーケティングデータから見えるものとその活用

  • リサーチャーコラム

はじめに

・マーケティングで活用するデータの種類には以下のようなものがある。
 1次データ:特定の目的のために収集されるデータのこと
         (例)POSデータ、ログデータ、アンケートデータ
 2次データ:1次利用を終えたデータやオープンデータのこと
         (例)官公庁の統計データ、企業の公開データ
・データを得られる機会は多く、「データを全く使っていません」と答える企業は、まずないだろう。
・しかし、購買情報やログデータは日常的に蓄積され、「データは得られているが活用しきれていない」、「どう分析したら良いか分からない」と答える企業は多いのかもしれない。

・また、「そんな分析方法があるの?」といったこともあるのかもしれない。
 

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データの種類と分類

・データの種類は多岐にわたり様々な分類方法があるが、ここでは以下2つのケースで整理する。

〈A:ヒトを分析したい〉
〈B:モノ/コトを分析したい〉

 
・日常的に蓄積される”取得しやすいデータ”はBが多いのではないだろうか。
 Bの最大の分析テーマは”何が売れたか”であり、エリア別や曜日別で見たり前年と比べたり、
 他の商品と比べて売れ筋を確認したり、といったことが想定される。
(例:売上、ログ、気温/天候、配下率)
・しかし、”取得しにくいデータ”はAであることが多い。
 そして、マーケティングの裏側には必ずそれを購入するヒトがいる。
 Aの最大の分析テーマは”どんなヒトなのか”となる。

 <利用者はどんなヒトが多いのか>
 <何が魅力でリピートするのか>
 <気になる競合商品はあるのか>
 <何をしたら買ってくれるのか>
 <どんな価値観を持っているのか>

 
・ヒトを分析テーマにするためには自社データだけでは完結せず、
 外部の企業を活用したり、アンケートやインタビュー調査をすることもあるだろう。

おわりに

・アスマークではAやBどちらのご要望にもお応えすることが可能です。
 〈A:ヒトを分析したい〉
 〈B:モノ/コトを分析したい〉
・売上データやログデータなど、社内データだけでは見えないものは多いだろう。

 <何が何個売れたかが分かるPOSデータでは、迷って買わなかった人のデータは存在しない>
 <買った人がなぜ買ったのかは分からない>
 <何に興味を持ってサイトにアクセスしたのかは、聴いてみないと分からない>

 
このような場合は、社外のデータと掛け合わせてみることで、新しい気づきを得られるでしょう。
 


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執筆者
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吉原 慶
株式会社アスマーク リサーチソリューショングループ マネージャー
専門統計調査士・マーケティング実務士
千葉商科大学商学部卒業。シンクタンク、医療介護系マーケティング会社を経て2016年より現職。 リサーチャーのチームを立ち上げ、リサーチの企画設計からレポーティングまでトータルサポートできる体制を構築。 現在は後進の育成、社内外での勉強会やセミナーの開催、新サービスの開発を担当。
監修:アスマーク マーケティングコミュニケーションG

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