公開日:2020.12.15

日本のマーケティングリサーチ20年の変遷

  • リサーチャーコラム

マーケティングリサーチ年表

日本におけるマーケティングリサーチの創始期~インターネットの登場まで

日本におけるマーケティングリサーチの起源は、1946 年戦後間もない頃に、アメリカの指導を受けながら行われたことに始まるといわれています。それにより、日本初のマーケティングリサーチ専門組織が作られ、当初は世論調査や品質管理の向上という目的で実施されていたようです。また、同時期に新聞社による世論調査も開始されています。
その後、1950 年代後半に外資系広告代理店内に市場調査部門が発足して、米国や欧州のマーケティング・アプローチとともに最新のマーケティングリサーチ技法が紹介されました。それにより、世論調査が中心だったものが、現在のマーケティングリサーチと近い概念に置き換わり、一気に普及することとなります。
1960 年代には現在でも日本のリサーチ業界を牽引する日系の市場調査会社が多く創立しています。

1975 年には、日本マーケティング・リサーチ協会が設立されました。日本マーケティング・リサーチ協会は、日本のマーケティング・リサーチ専門会社が集まり、マーケティング・リサーチの健全な発展と普及、倫理の確立を目指して設立されたマーケティング・リサーチ業の団体です。現在でも、主なマーケティングリサーチ会社が加盟する団体であり、業界の品質向上や発展を目指し活動しています。

欧米諸国から最新のマーケティングリサーチ技法が導入された1950 年代以降、50 年近く、マーケティング・リサーチ業界には大きな変化はありませんでした。新しいマーケティング理論に基づく新しい調査テーマへの取り組みは着実に進んでいましたが、調査員を使った伝統的な手法によるデータコレクションが大きな割合を占めている状況に長らく変化なく、PAPI(紙と鉛筆)時代が続いていました。しかしながら、2000 年以降マーケティング・リサーチの世界は大きく変化することになります。

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目次(ebook)

  • インターネットの勃興によるマーケティングリサーチの進化
  • 新しいマーケティングリサーチの登場
  • リサーチ会社に求められる「データサイエンティスト」
  • デジタル時代のマーケティングリサーチの課題
  • 新型コロナ禍におけるマーケティングリサーチ
  • アフターコロナにおけるオンラインインタビューの定着

 

執筆:アスマーク編集局

執筆:アスマーク編集局

アスマーク編集局は、数多くのメーカー、官公庁、大学との広範な調査実績に基づき、実務に直結するマーケティングリサーチの知見を発信する専門組織です。単なる手法の解説に留まらず、「現場で求められる判断基準」や「実務上の留意点」を網羅した専門コンテンツを企画・制作しています。

普及活動の実績
調査・分析に関する自社セミナーは累計参加者26,000人を突破。関連資料の利用者は11,000人を超えています(※2026年現在)。

学術・教育支援
日本社会学会や日本行動計量学会等への参画、大学での講義(累計受講者1,000人以上)を通じ、リサーチノウハウの普及に努めています。また、大学等の教育機関へ1万人規模の実証データを提供し、PBL(課題解決型学習)教育の支援も行っています。

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監修:竹中 重雄(Shigeo Takenaka)

監修:竹中 重雄(Shigeo Takenaka)

株式会社アスマーク マーケティング管轄 マネージャー
リサーチ業界およびマーケティング領域で10年以上のキャリアを持つスペシャリスト。学術調査チームの立ち上げや、業界内でも難易度の高い「難病・希少疾患」「障がい者」のリクルートサービスの立案・リリースを主導。

専門領域
消費者インサイト分析、セグメンテーション。学術的根拠に基づき消費者モニターをタイプ分類する「インサイト・セグ」を開発。

発信実績
日本のマーケティングリサーチ20年の変遷」の執筆や、最新技術を網羅した「ChatGPTを調査設計・レポートに活用する検証セミナー」への登壇など、伝統的手法から最新トレンドまで幅広い知見を保有。

本記事の監修にあたって
自身の豊富な実務経験に基づき、公開情報の正確性と、読者の皆様のビジネスに即した実用性を厳格に審査しています。

アスマークの編集ポリシー

日本のマーケティングリサーチ20年の変遷

日本のマーケティングリサーチ20年の変遷

2020年12月をもって、アスマーク(旧マーシュ)は設立20期を迎えることができました。記念制作として、元ロッテ調査部長の小出氏監修の元、「日本のマーケティングリサーチ20年の変遷」を作成しました。
マーケティングリサーチが日本においてどのような発展を遂げ、今後はどう変遷していくのかを冊子にまとめました。

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