市場調査・マーケティングリサーチ会社のアスマーク

公開日:2020.04.02

リサーチにおけるTableauの活用方法とは

  • リサーチャーコラム

最近よく耳にするTableau(タブロー)。
すでに導入して使いこなしている方、導入を検討している方も数多くいらっしゃることと思います。
今回のコラムでは、Tableauの導入を検討されている方、Tableauが何なのかよく知らない方やTableauが十分に活用できていないと感じている方に向けて、「リサーチ結果の分析」におけるアスマークおススメのTableau活用方法をご紹介いたします。

Tableauとは、2003年に登場した、データの可視化・分析ツールです。
データを搭載すれば、ドラッグ&ドロップといった簡単な操作だけで、集計やグラフ化・分析ができます。

Tリサーチ結果をまとめた際に、以下のような経験はありませんか?

  • 設問数・分析軸が多くなりすぎて、レポートのページ数が100ページを超えてしまった・・・
  • ボリュームの多いレポートを頑張って作成したが、見づらくなってしまった・・・
  • レポート作成中に、追加集計の必要が出てきた・・・
  • 意思決定までの時間が短いが、集計に時間がかかってしまい、分析の時間が十分に取れない・・・
  • 集計ソフトの操作が難しく、集計を自分でできない・・・
  • 過去に実施したアンケート結果を掲載したいと思ったが、資料が見つからない・・・
  • 仮説通りの結果が出ず、一から集計・分析をやり直すことになった・・・

これらの状況は、Tableauを用いることで、よりスムーズに進められる可能性があります。

インターネットリサーチを実施し、結果を分析・考察した場合のフローは以下でした。
Tableauを使用した場合のフローと比較すると、以下のようなメリットがあります。

データがあれば、集計という工程を踏まなくても、グラフ作成ができます。

データからグラフ作成ができるため、考察に時間をかけることができます。

考察しながら気になった点は、都度ブレイクダウンすることができます。

連携すれば、リアルタイムでデータが更新されます。

読み手の知りたいことに合わせて深堀できる「動的レポート」を作成できます。

Tableau導入を決めて操作を始めた際に、まず必ず躓くポイントは、「データ変換」です。
Tableauにデータを搭載するためには、ローデータを『縦持ち』に変換する必要がありますが、この工程が中々スムーズに進みません。
Tableauには、データを可視化・分析するツール以外に、このデータ変換を行うためのPrepというツールがありますので、このツールを使いながらデータ変換を行うというのが現在では一般的です。

以下のようなシーンでTableauが効果的に活用できそうです。

  • サンプルサイズや調査ボリュームが大きい場合
  • アンケートと購買データなど他のデータを紐づけて分析したい場合
  • ASSUMなどの集計ソフトがない場合
  • 過去に実施した調査結果を一括で管理したい場合
  • リアルタイムで更新されるデータを分析したい場合
  • ターゲット探索をしたい場合

また、分析結果をオンライン上にアップロードすれば、オンライン上で閲覧をすることができますので、情報の共有がよりスピーディーに行えます。

これまでのリサーチのレポートは静的なものでしたが、今後は読み手の知りたいことにあわせて深堀出来る「動的レポート」が主流になると考えています。

残念ながら、ドリルダウンが多くなり、分析の視点が複雑になるほど、ドラッグ&ドロップの簡単な操作だけでは可視化・分析ができず、計算式やプログラミング言語を用いてTableau上で計算をする、または集計したものをTableauに搭載するといったテクニックが必要になってきます。

そのため、Tableauに関連する業務は「分析までのデータ成型」「分析」「考察」に分業化されていくのではないかと考えています。

分析・考察までの「スピード」を重視する方は、全工程を自身で対応する必要がありますので、TableauDesktop,prepの基本操作に加えて、関数やプログラミング言語を習得する必要があります。

スピードは重視せず、難しい工程はできる人に任せて、分析ができることだけを重視する方は、TableauDesktopの基本操作(ドラッグ&ドロップ中心)を習得するだけで「分析」「考察」ができます。

Tableauに求める点が何か?によって、必要なスキルが変わりますので、
Tableauの導入を検討されている方は、Tableauで何をしたいか?をまず整理することをお勧めします。