MROC(エムロック)の事例-自動車メーカー

自動車メーカーB社の事例

目的

自動車メーカーB社の事例

若者達のクルマに関する価値観を明らかにし、今後のコミュニケーションキーワードに資する知見を得る。
なぜ若者はクルマと距離を置くのか、自動車に乗るユーザー層
自分の車のどこが気に入り、どこに不満があるのか
どうすればもっと自動車を買いたくなる、または乗りたくなるのか

ソリューション

  • 課題に合わせたトピック設置による定性情報の収集
  • アンケート機能による定性データの裏付けとなる定量データの収集
  • 画像利用による製品コンセプトの提示

成功のポイント

  • 質の高いモニターを集めるノウハウ
  • モデレーティング力
  • コミュニティの運営ノウハウ
  • ユーザー実態の把握

愛車紹介や愛車に至る車歴とその背景、愛車を他の人に推奨する際のアドバイスなどを日々の消費生活と共にメンバー同士で語り合っていただき、選択基準の変化や具体的なニーズを把握する。
参加者の発言内容や発見されたインサイトに応じて、調査内容を柔軟に変更する必要があり、クライアントもMROCの運営や分析に関与することができた。

スケジュール

※スマホの方は横スクロールでご確認できます。

MROC実施内容

業界 自動車
調査目的 若者の自動車に対する価値観・考え方を把握する
規模・期間 20代の自動車利用者200名(男女・車の保有状況別にグループ分け)・4週間

調査フロー例

調査フロー例

コミュニティの状況

最初はリーダー的な人が引っ張るコミュニティ、あまりインタラクションが見られないコミュニティなど様々だったが、情報収集の手段や趣味などの共通の話題で参加者同士の交流が生まれ、徐々に盛り上がって行った。 モデレーターは盛り上げ役に徹しつつ、参加者同士の交流のきっかけづくりを重点的に実施した。

ここがポイント

長期的に調査に参加してもらうことで、従来型の調査では追い切れなかった対象者の背景情報を豊富に取得することができた。 消費者の生活風景をリアルタイムで生々しく把握できた。

調査結果の全体像

若者の実態の把握

  • 紙媒体からインターネットへ
  • 欲しい情報を選択している
  • お金はあまり使いたくない(貯金指向)
  • 普段の生活に少しの贅沢を欲する
  • 女性と男性では贅沢に対する価値観が大きく異なる

若者の価値観の明確化

  • 友人とはいつでも繋がっていたい
  • 家族とは自宅に帰ってからの時間
  • 車はステータスとは考えていない
  • 車にお金をかけたくない
  • 人と違う個性が必要

アウトプット

  • 若者の実態や価値観からライフスタイルや考え方など、どのようにクルマに反映するかヒントを得る事ができた
  • 若者が接する友人や家族との時間の作り方、繋がり方を明確化する事により、どのようなクルマや車内環境が、若者にとって価値のあるものになるかヒントを得る事ができた