
2022.06.13
質問紙法(質問紙調査)とは?
質問紙法とは 質問紙法とは、紙に書かれた質問項目に対する回答を得ることにより、回答被験者の行動・意識・価値観などを測定する研究方法のことです。質問紙調査とも呼……
公開日:2019.12.09
アドホック調査とは、特定の調査目的のために、その時ごとに実施される単発調査です。アドホックという言葉は「その場限りの」「特定の目的のための」という意味を持ちます。そのため、1回限りの調査やオーダーメイドの調査は、アドホック調査に分類されます。調査に融通が効くことから、コンセプト調査や商品企画に向けてのニーズ調査において活用することが多いです。
アドホック調査の対義語として、トラッキング調査やパネル調査があります。こちらは一定の期間に同じモニターに対して調査を繰り返す方法で、変化の水位や動向を把握することに適しています。
アドホック調査のメリットは、企画から調査、レポーティングまでオーダーメイドで実施できることです。マーケテイングリサーチを実施する際、調査の手法や設問・サンプルサイズ、分析方法など組み合わせや選択肢は無数にあります。アドホック調査は、目的に合わせて調査をカスタムすることができるため、課題解決に最適なデータを収集することが可能です。
またトラッキング調査やパネル調査では捉えきれない、消費者の深層心理や行動意識まで調査できるというメリットもあります。
アドホック調査のデメリットは、1から調査を企画しなければならないため、時間やコストがかかるという点です。また、単発調査のため、結果の推移や継続的な効果検証を行いたい場合には、再度調査を企画する必要があります。
また、パネル調査のような同モニターに定期的に同様の調査を行う継続的な調査ではないため、リアルタイムでの消費者の消費行動の変化を求める場合などには向いていないと言えます。
目的に応じた単発的な調査が特徴であるアドホック調査に対して、パネル調査とは同じモニターに対して定期的に同じ調査を繰り返すのが特徴です。パネル調査を行うことで消費者の消費行動を明確にすることが出来ます。また、期間内で購入するサービスや商品などのブランドに変化があった際には、どのような点から変化に至ったのか確認することができるため、競合分析にもつながります。
単発的な調査で明確な目的を設定し、調査を実施するアドホック調査と、同じモニターに継続的に調査を行うパネル調査を正確に使い分けることで、新商品・サービスの展開や企業戦略を練るために有効活用できます。
リサーチ手法一覧
アスマーク特有のリクルーティングサービスを始めとして、ネットリサーチはもちろん、グループインタビュー、会場調査、ホームユーステストをご提供しております。
本ページでは、そうした調査手法や、調査に関連したアスマークのサービスを一覧でご紹介します。
> 詳しく見る

2022.06.13
質問紙法とは 質問紙法とは、紙に書かれた質問項目に対する回答を得ることにより、回答被験者の行動・意識・価値観などを測定する研究方法のことです。質問紙調査とも呼……

2019.12.05
コンジョイント分析とは・・・ 最適な商品コンセプトを決定することを目的とした分析手法です。商品全体の評価(全体効用値)をすることで、価格や色、デザイン……

2025.04.21
サーストン尺度は、人の態度や意見の強さを数値で測定するために開発された心理尺度のひとつです。この尺度の特徴は、あらかじめ用意された複数の意見文(陳述文)に対して……

2023.05.12
はじめに 医薬品や医療機器等の開発など生活者の健康の増進の上で欠かせない~ 私たちの大切な生命と健康を守る医薬品や医療機器。1つの医薬品や医……