
2021.12.22
アンケートにおける5段階評価(リッカート尺度)の活用方法
評定尺度法とリッカート尺度 下記のように、選択肢で同意の程度を問うようなアンケートを見たことはありませんか? Q.あなたはご自身の収入についてど……
公開日:2026.03.16
障がい者を対象としたマーケティングリサーチにおいて、最大の障壁となるのは「リクルート」の精度です。希少性の高い対象者を確保できたとしても、実際のインタビューやアンケートで「期待した回答が得られない」「対話が成立しない」といった事態に直面し、調査が形骸化してしまうケースは少なくありません。
なぜ、障がい者リサーチにおいて、スクリーニングの回答だけでは見抜けない「壁」が存在するのか。そして、深いインサイトを引き出すためにリサーチャーが持つべき「独自の視点」とは何かを考察します。
一般的な消費者調査では、数値回答や選択肢の組み合わせから対象者の適格性を判断できます。
しかし障がい者調査では、こうした定量的判断だけでは不十分なばかりか、リスクを孕むことさえあります。
現場では、対象者の反応が以下の二極に分かれる事象が頻発します。
これらは条件合致という表層的なデータだけでは予見できません。
対象者が調査目的を理解し、自身の経験を客観的に言語化できるバランスを備えているかを見極める必要があります。
障がい者リサーチの成否を分けるのは、自由回答(FA)の「量」ではなく「質」です。
様々な思いを抱えている障がい者の方々だからこそ、調査対象者としての適格性を判断する際、以下の3つの指標を重視しています。
さらに専門的な視点として不可欠なのが、障がいに至った背景や、障がい種別ごとの「揺らぎ」に対する深い理解です。
例えば、中途障がいの方で、その原因が特定の精神的葛藤に由来する場合、特定の質問がトリガーとなり、感情の起伏(揺らぎ)が激しくなることがあります。また、双極性障害などの疾患特性によっては、日によって回答の安定性が大きく異なることも考慮しなければなりません。
これらは、単なるマニュアル対応ではカバーしきれません。
対象者の人となりや普段の社会との接し方を、リサーチャーがどれだけ解像度高く把握しているかが、調査の安全性を担保し、結果として良質なインサイトを提供することに直結します。
障がい者調査において、Webパネル経由の匿名的なリクルートだけでは限界があります。
そこで有効となるのが、専門的な知見を持つパートナーとの連携による「多角的なアプローチ」です。
障がい者調査は、単に社会的配慮のために行うものではありません。彼らが日常で直面している微細な摩擦や工夫の中にこそ、次世代のユニバーサルデザインや新サービスへのヒント、すなわち強力なインサイトが隠されています。
しかし、そのインサイトは、適切なスクリーニングと、障がい特性に対する専門的な解釈があって初めて活用可能なデータと言えます。
対象者を「属性」ではなく「人」として捉え、その言語化能力と背景を精密に見極めること。これこそが、障がい者リサーチにおいて失敗のリスクを最小化し、調査の価値を最大化する突破口であると考えています。
【障がい者調査】定性・定量別調査事例10選
現在の日本では、障がい者の社会参加やQOL向上への意識が高まり、多様なニーズに応える製品やサービス開発が求められています。アクセシビリティやユニバーサルデザインへの配慮が注目されています。
このような状況下で、障がい当事者の生の声やニーズを正確に把握する重要性が増しており、調査は非常に重要な役割を果たします。
本紙では、障がい当事者の調査における様々なリサーチ事例を、定性/定量調査の視点で厳選した10選をご紹介します。当事者の嗜好や行動、潜在的なニーズを的確に捉え、より魅力的な製品やサービスの開発・改善に活かせる内容となっています。
下記に当てはまる方にお薦めの資料です。
● 障がい者調査の事例を参考に、調査設計の精度を高めたい
● 過去の障がい者調査で期待する成果が得られなかった
● 障がい者調査の経験が浅く、どのような事例があるのかを知りたい
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【専門家解説コラム】“アテンド”が鍵? 視覚障がい者調査で「データ以上の価値」を生む専門家の現場術
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本コラムでは、視覚障がい者リサーチ特有の課題と、質の高いインサイトを導き出すための専門的なアプローチについて解説します。
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【専門家解説コラム】聴覚障がい者へのインタビューは「質問半分」が正解。「時差」が招くコミュニケーションの罠
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本コラムでは、障がい者リサーチの専門家としての知見に基づき、聴覚障がい者市場の構造的理解から、定性調査における具体的な設計論、そしてビジネス価値を生み出すための戦略的リクルーティングについて解説します。
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【無料視聴】視覚障がい者に聞いた「IOT家電の不変的ニーズ」に関するインタビュー調査
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今回は、視覚障がいのある方に 「実際の家電利用体験」や「家電選びの基準・ニーズ」 について詳しくお話を伺いました。
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【無料視聴】聴覚障がい者に聞いた「リモートワークとデバイス使い分け」に関するインタビュー調査
近年、デジタルツールの大きな発展により、ネットを通じた多様な働き方が可能になりました。その一方で、オンラインでのコミュニケーションが促進される中でも、多様なユーザーに合わせたアクセシビリティやユーザビリティの向上にはまだまだ課題も残されております。
そこで今回は、聴覚障がいのある方がどのように仕事と向き合っているのか、「リモートワークの実態」についてインタビューを実施。
オンライン環境で円滑に働くための工夫、補聴器や人工内耳の活用、聞こえを補うツールへのニーズなど、幅広くヒアリングしています。
下記に当てはまる方にお薦めの動画です。
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