
2024.06.11
アンケートの設問例と効果的な作成方法|目的別の調査票テンプレートや項目を公開
アンケートは顧客満足度の向上や商品・サービスの改善など、企業や個人の意思決定を支援するツールとして、様々な場面で活用されています。しかし、効果的なアンケートを作……
公開日:2025.10.02
現在の金融業界では、デジタル技術の進化に伴い、オンラインバンキングやキャッシュレス決済の利用が急速に広がっています。従来の対面型サービスに加え、モバイルアプリやAIを活用したパーソナライズド金融サービスも存在感を増しています。
また、サイバーセキュリティの強化や金融犯罪対策の重要性も高まっており、不正取引検知システムやブロックチェーン技術への注目が集まっています。金融機関には、利便性の向上と信頼性の確保を両立させながら、こうした変化に柔軟かつ迅速に対応する姿勢が求められています。
こうした環境下では、競合との差別化を図るマーケティング戦略の必要性が一層高まり、その実行を支える手段としてマーケティングリサーチは非常に重要な役割を果たします。
本コラムでは、金融業界の調査事例を定性・定量調査の視点から厳選してご紹介します。これらの事例の「対象者の定義や手法、テーマ、調査内容など」を参考に、今後の金融業界向けの調査企画のヒントが得られるでしょう。
新規投資商品に関する投資家の意識調査
| 調査の結果得られたこと | 今回の調査では、新規投資商品に対して「安定性」と「運用コストの透明性」を特に重視する声が多く、とりわけ投資家のリスク許容度が投資判断に大きな影響を与えることが分かりました。 さらに、運用実績の開示が不十分な場合には、投資候補として検討すらされないほど、情報の開示と信頼性確保が重要な要素として浮き彫りになりました。 |
|---|---|
| クライアント | 証券会社 |
| 調査目的 | 新しく開発した投資商品の訴求ポイントを明確化し、ターゲット投資家層への効果的なマーケティング施策を策定する |
| 調査手法 | グループインタビュー(FGI) |
| 人数・対象者条件 | 15ss(3~4名×4グループ) 20~60代の個人投資家/一定額以上の金融資産を運用中 |
| 調査内容 | ・投資商品に求める機能・メリット ・リスク許容度と商品説明への期待 ・他社投資商品との比較検討ポイント |
| 対応範囲 | 対象者リクルート、モデレーター手配、会場設営、データ分析、レポート作成 |
| 特記事項 | 調査結果をもとに、グループインタビューで抽出された投資家の不安や期待をマッピングし、情報開示の順序やチャネル最適化など具体的な施策を打ち出すことが可能になりました。たとえば、投資家に対する運用シミュレーション資料やFAQコンテンツを強化することで、投資検討の後押しが期待されます。 さらに、リスク許容度に応じた商品レコメンド機能を提供するなど、デジタル施策にも展開できるインサイトを得ています。 結果として、新規投資商品の訴求力向上と長期的なブランド信頼の醸成に寄与する見込みです。 |
支店運営体制の改善に関する訪問調査
| 調査の結果得られたこと | 実際のオフィス環境を観察したところ、チーム間の情報共有がチャットツールだけで完結しておらず、ホワイトボードや口頭での打ち合わせが併用されている現状が判明。 ユーザーはデジタルツールの利便性を活かしつつも、対面コミュニケーションを補完的に利用しているケースが多かった。 |
|---|---|
| クライアント | 地方銀行 |
| 調査目的 | 各支店の運営体制を見直し、来店者へのサービスレベル向上とスタッフの業務効率化を両立する施策を検討する |
| 調査手法 | 訪問調査(インタビュー) |
| 人数・対象者条件 | 5ss(支店を選定し、支店長・窓口担当・後方事務担当など計5名に深掘りインタビュー) 支店の運営責任者および実務担当者/開設から3年以上経過した店舗 |
| 調査内容 | ・業務フローとスタッフ配置の状況確認 ・窓口対応の課題や成功事例の収集 ・地域特性を踏まえたサービスの活用状況 |
| 対応範囲 | 対象店舗リクルート、アポイント調整、インタビュー実施、データ整理・分析、レポート作成 |
| 特記事項 | 本調査により、現場でのアイデアや運営上の課題が可視化され、改善優先度の高いポイントを絞り込むことができました。 具体的には、窓口業務のシステム連携強化やスタッフ教育プログラムの再構築など、支店全体の生産性向上につながる施策を検討・提案しています。 さらに、地域ニーズに合わせた窓口の柔軟運営や多言語対応の導入可能性についても方向性を示し、支店のブランディング強化をサポート。 これらの施策を複合的に実行することで、顧客満足度とスタッフ満足度の両面を向上させる見通しです。 |
個人資産運用サポートの改善策に関するエスノグラフィ調査
| 調査の結果得られたこと | 利用者の投資セミナー参加やオンライン証券サービス使用時の行動を観察したところ、投資初心者ほど「気軽に相談できる場所の不足」を深刻に捉えており、手探り状態に陥りがちであることが分かりました。 さらに、アプリやWeb画面に専門用語が多用されているため、初期段階で学習コストが高くなると継続意欲が低下する傾向も確認されました。 |
|---|---|
| クライアント | オンライン証券会社 |
| 調査目的 | 実際の投資家行動とその背景にある心理を理解し、サービス提供の改善点やサポートコンテンツの充実を図る |
| 調査手法 | エスノグラフィ調査 |
| 人数・対象者条件 | 5ss オンライン証券口座を開設して半年以上の個人投資家/月1回以上売買実績がある層 |
| 調査内容 | ・投資行動や情報収集の場面観察 ・投資に対する不安やリスク認識 ・アプリやウェブサイトの操作性と学習コスト |
| 対応範囲 | 対象者選定、行動観察・インタビュー実施、映像・音声データ分析、レポート作成 |
| 特記事項 | このエスノグラフィ調査を通じ、投資家が何に不安を感じ、どのポイントで情報不足を感じているかがリアルな行動記録とともに把握できました。 具体的には、用語集の常時表示やライブチャットでのリアルタイム質問受付など、学習コストを下げるサポート施策が有効であると提案しています。 さらに、家族や友人との情報交換の様子も観察し、投資家コミュニティ形成の支援策やSNSを活用したフォローアップ施策を検討可能となりました。 結果的に、サービスのUI/UX改善だけでなく、長期的な利用継続を促す接点づくりにも役立つインサイトを得られたといえます。 |
オンラインローン申込フローのUX向上調査
| 調査の結果得られたこと | デプスインタビューで申込画面を見ながら操作感を確認したところ、入力項目数の多さや審査結果通知のタイムラグが申込離脱を招く大きな要因であると頻出しました。 同時に、金利や特典プログラムに対する評価は高いため、フローを簡略化できれば申込完了率の大幅な向上が期待できるとの示唆が得られました。 |
|---|---|
| クライアント | 消費者金融会社 |
| 調査目的 | オンライン申込時の離脱要因を深掘りし、スムーズなフロー設計と顧客体験向上を実現する |
| 調査手法 | デプスインタビュー(IDI) |
| 人数・対象者条件 | 10ss 過去1年以内にオンラインローン申込経験がある20~50代男女 |
| 調査内容 | ・申込フロー全体の印象と操作感 ・離脱を考えたタイミングと理由 ・他社サービスとの比較ポイント |
| 対応範囲 | 調査設計、インタビュー実施、データ分析、レポート作成 |
| 特記事項 | インタビュー結果を基に、申込画面のステップ数や専門用語の削減など、直ちに対応できるUI改善案を複数提示しました。たとえば、入力途中に利用可能額の目安を表示する機能や、審査結果を早期通知するシステムの導入など、ユーザー不安を最小化する具体策が挙げられています。 さらに、競合サービスとの比較データを踏まえて優先度を定義し、実装計画を立案するサポートを提供。 結果として、申込完了率の向上とブランドイメージの強化が同時に狙える改善施策を整理しました。 |
資産形成セミナーのモチベーション変化調査
| 調査の結果得られたこと | 日記調査でセミナー参加前後の心境や行動変化を追跡した結果、参加直後は投資意欲が高まる一方で、1~2週間後には日常業務に追われて行動に移せない事例が多いことが分かりました。 ただし、定期的なフォローアップや追加学習の場が用意されると、証券口座の開設や積立投資への第一歩を踏み出す参加者が増える傾向が確認されています。 |
|---|---|
| クライアント | 資産運用コンサルティング企業 |
| 調査目的 | 資産形成セミナー実施後の参加者の行動変化を追跡し、フォローアップ施策の最適設計に活かす |
| 調査手法 | 日記調査 |
| 人数・対象者条件 | 12ss 資産形成セミナーに初回参加した20~40代/金融商品未経験または初心者層 |
| 調査内容 | ・セミナー参加前後の期待値や不安 ・日常生活での情報収集・投資アクションの有無 ・フォローアップ施策への反応と効果 |
| 対応範囲 | 日記フォーマット作成、進捗管理、データ分析、レポート作成 |
| 特記事項 | 調査によって、セミナー終了直後の高い興味関心をいかに維持するかが最大の課題であると判明しました。 具体的には、セミナー後すぐに個別相談をセットしたり、追加の学習コンテンツを提供することで、モチベーションが持続しやすいとの意見が多数を占めています。 さらに、SNSやメールマガジンによる定期的な情報発信を組み合わせることで、参加者が迷わず行動に移れる環境づくりが重要と提案。 結果として、セミナー集客から投資行動の実行までを一貫してフォローする仕組みづくりに貢献できる調査となりました。 |
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クレジットカード利用動向調査
| 調査の結果得られたこと | 約1,000名を対象にネットリサーチを行った結果、30代以降の利用者は「ポイント還元率」や「旅行保険の充実度」を重視し、若年層は「デジタルウォレットとの連携」や「アプリでの管理機能」を求める傾向が顕著でした。 さらに、セキュリティ対策が十分かどうかを選択基準に挙げる回答が全体の65%を占め、安心・安全を担保する情報発信が集客に不可欠であることが示唆されました。 |
|---|---|
| クライアント | クレジットカード発行会社 |
| 調査目的 | カード利用者の年代別ニーズを可視化し、新規カード企画やマーケティング施策の方向性を検討する |
| 調査手法 | ネットリサーチ |
| 人数・対象者条件 | 1,000ss 全国20~60代男女/クレジットカードを月1回以上利用する層 |
| 調査内容 | ・カード選定基準(還元率、付帯サービス、セキュリティ等) ・デジタルウォレットやポイントアプリとの連携意向 ・年代別・性別の利用パターン分析 |
| 対応範囲 | 調査企画、調査票作成、データ収集・分析、レポート作成 |
| 特記事項 | 今回の定量分析により、年代・性別といった基本セグメントだけでなく、利用目的や年収帯など複数の要因がカード選定基準に影響することが明確になりました。 具体的には、デジタルウォレット連携を重視する若年層向けのキャンペーンや、中高年層向けの安心補償サービスの拡充など、訴求ポイントを細分化した施策が考えられます。 さらに、調査データをもとにポイント還元率や付帯保険を強化した新商品企画を提案し、既存顧客の満足度と新規顧客獲得の双方を狙える施策を立案。これにより、競合他社との差別化を図りつつ、ブランドイメージ向上につなげる展開が期待できます。 |
外貨預金パンフレットの印象評価調査
| 調査の結果得られたこと | ネットリサーチを通じて複数の外貨預金パンフレットを比較提示したところ、「写真やグラフを用いたわかりやすい構成」を好む回答が全体の60%を占め、専門用語を多用しないレイアウトが特に好評でした。 さらに、為替レート変動のシミュレーション事例を掲載すると利用意欲が約15%向上する傾向が確認され、ビジュアルコミュニケーションの重要性が再認識されました。 |
|---|---|
| クライアント | 都市銀行 |
| 調査目的 | 外貨預金パンフレットのデザインや内容を数値化し、資料作成や販売促進の方針に活かす |
| 調査手法 | ネットリサーチ |
| 人数・対象者条件 | 500ss 20~60代男女/外貨預金に興味がある、または検討したことがある層 |
| 調査内容 | ・パンフレットの視覚的印象評価 ・為替リスクや預金金利に対する理解度 ・パンフレットが利用意欲に与える影響度合い |
| 対応範囲 | 調査企画、調査票作成、データ収集・分析、レポート作成 |
| 特記事項 | この調査によって、ビジュアル要素と専門用語のバランスが資料の読みやすさや信頼感の醸成に直結することが数値的に示されました。 具体的には、簡単な為替シミュレーションや金利の推移グラフを掲載するだけで、問い合わせ数や興味度合いが向上する傾向が確認されています。 さらに、オンライン版のパンフレットを動画説明と連動させるなど、多チャンネルでの訴求策を検討する余地も提案しました。 結果的に、外貨預金の認知拡大と実際の利用意欲を高めるために、複合的な資料デザイン戦略が有効と結論づけています。 |
デジタルバンキングアプリの顧客満足度調査
| 調査の結果得られたこと | 既存利用者の約75%が「残高照会や振込が直感的に操作できる」点を高く評価する一方、アプリの安定性や障害発生時の対応が十分でないと回答した利用者が20%ほど存在しました。 特に30代の約半数が「もっとスピード感のある障害対応を望む」と答えており、リアルタイムアラートやチャットサポートの強化が求められています。 |
|---|---|
| クライアント | ネット銀行 |
| 調査目的 | デジタルバンキングアプリの使いやすさとサポート体制に対する満足度を数値化し、機能改善に繋げる |
| 調査手法 | 顧客満足度調査(CS調査) |
| 人数・対象者条件 | 500ss ネット銀行口座を所有し、スマートフォンアプリを週1回以上利用する20~50代男女 |
| 調査内容 | ・アプリのUI/UX評価 ・障害発生時のサポート・通知に対する満足度 ・今後追加を期待する機能(投資連携、キャッシュバック等) |
| 対応範囲 | 調査票作成、データ収集、分析、レポート作成 |
| 特記事項 | 集計データを年代別・利用頻度別に分析したところ、必要とされるサポートの質や内容はユーザーごとに大きく異なることが確認できました。たとえば、障害時にはプッシュ通知やチャットボットを使った即時対応を組み合わせることで、利用者のストレスを緩和できると期待されます。 さらに、ローンや投資関連サービスと連動させる機能拡充に対する要望も多く、銀行としての総合力を高めるうえで重要な示唆が得られました。 結果として、顧客満足度の向上とクロスセル機会の創出を両立する戦略の立案に役立つ調査となっています。 |
新クレジットスコアモデルのコンセプト評価調査
| 調査の結果得られたこと | 生活データやSNS情報を活用する新しいクレジットスコアモデルを提示したところ約60%が「従来型よりも正確な信用評価が可能になる」と前向きに捉えた一方、35%程度が「プライバシーへの懸念」を示す回答を選択しました。 若年層ほど柔軟なスコア変動に魅力を感じる傾向が強く、信用履歴が浅い人にも金融サービス利用の機会を広げられる点を好意的に評価しています。 |
|---|---|
| クライアント | フィンテック企業 |
| 調査目的 | 新しいクレジットスコアモデルの受容度を数値化し、導入リスクと潜在需要を可視化する |
| 調査手法 | コンセプト調査 |
| 人数・対象者条件 | 300ss 20~50代男女/クレジットカードまたはローンを利用している人 |
| 調査内容 | ・生活データやSNS情報をスコアに組み込むことへの賛否 ・従来型スコアとの違いに対する認知度・納得感 ・新スコアモデルの利用意向と懸念点 |
| 対応範囲 | 調査企画、コンセプト案作成、対象者リクルート、データ収集・分析、レポート作成 |
| 特記事項 | 解析の結果、適切なプライバシー保護策や透明性を確保すれば、新モデルへの支持率がさらに高まる可能性が見込まれました。たとえば、オプトアウト機能の拡充やデータ種類の限定など、ユーザーが安心できる仕組みが欠かせないという提案を行っています。 さらに、ローンやクレジットカードの利用歴が浅い若年層や新興事業者にも適用範囲が広がることで、金融包摂に寄与する側面が評価されました。 結果として、ビジネス機会拡大とリスクコントロールを両立する、包括的な導入プラン策定を後押しするデータが得られています。 |
店舗型金融サービスの接客品質評価調査
| 調査の結果得られたこと | ミステリーショッパーを20名派遣し、店舗でローンや投資信託などを相談したところ、約70%のスタッフが親身な接客を行う一方、投資商品の説明に時間がかかりすぎて契約に進まないケースが全体の20%ほど確認されました。 特に投資信託のリスク説明が断片的になる傾向があり、疑問点が解消されないまま商談が終わるという指摘が散見されています。 |
|---|---|
| クライアント | 大手信託銀行 |
| 調査目的 | 店舗スタッフの接客品質や商品説明力を客観的に測定し、来店者満足度と契約率向上の方策を検討する |
| 調査手法 | ミステリーショッパー |
| 人数・対象者条件 | 20ss 首都圏在住の20~60代/店舗でローンや投資商品などを相談した経験がある人 |
| 調査内容 | ・来店予約から相談対応までの流れ ・スタッフのヒアリング能力と提案内容の適切さ ・店舗の雰囲気や説明資料のわかりやすさ |
| 対応範囲 | ミステリーショッパー派遣、評価項目策定、データ収集・分析、レポート作成 |
| 特記事項 | 本調査では、スタッフの提案スキルや店舗の環境要因を定量評価し、接客品質を大きく左右する要素を洗い出しました。たとえば、投資商品の資料を理解しやすく編集したり、商談ブースをプライバシーに配慮した形式に改装するなど、短期実装可能な改善案が提示されています。 さらに、定期的な研修や接客マニュアル更新を併用することで、店舗全体として安定した接客品質を維持し、継続的な契約率向上を図る戦略を提案。 結果として、来店者満足度の向上とクロスセルの拡大が期待できる包括的な計画を立案するための指針を得られました。 |
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ここまで、金融業界におけるマーケティングリサーチの具体的な調査事例を定性・定量の両側面から紹介しました。
金融サービスの高度化や顧客接点の多様化が進む中で、ニーズの把握や価値提供の方向性を見極めるには、感覚や経験だけでは不十分です。特に、デジタル化を安全性の両立が求められる現在においては、利用者の行動・意識・不安・期待などを多角的に捉えるリサーチの重要性がさらに高まっています。
今回取り上げた事例は、金融機関が直面する課題や市場機会に応じて、どのような設計で情報を収集し、意思決定に活かしていけるのかを示すヒントになるはずです。対象者の設定や手法の選択、テーマの切り口次第で、得られる示唆は大きく変わります。
今後のマーケティング戦略やサービス開発においては、定性と定量を組み合わせたリサーチで顧客を多面的に把握することが、差別化と価値創出につながる鍵となるでしょう。
このコラムが、皆様の金融業界向けのリサーチに対する理解を深め、より良い製品やサービスの開発につながる一助となれば幸いです。
当社では『金融業界向けの調査』についてのお困りごとについて、ご相談を随時受け付けておりますので、お気軽にご相談ください。
市場調査とは?目的やマーケティングリサーチの違い、種類、注意点を紹介
企業などがビジネスを進める際、適切な情報を得ることはとても重要です。適切な情報があれば計画的なマーケティングが行えますし、仮に道を間違えたとしても情報と現状を照らし合わせることで、容易に軌道修正できます。
この情報を得るための調査が「市場調査」です。市場調査ではマーケットやターゲットユーザーから情報を得ることで、マーケティングの方向性を明らかにできます。
この記事では、市場調査への理解を深めて正しくマーケティングの意思決定を行えるようにするために、市場調査の代表的な10種類の調査手法、メリット、流れについて解説します。
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目的から考える、最適な調査手法の選び方
一言で「調査をしたい!」といっても、マーケティングリサーチにおける調査手法はアンケート調査やインタビュー調査をはじめ、非常に多岐に渡ります。目的に合わせた調査手法を選定しなければ、明らかにしたい調査データを取得することができません。本資料では、実施目的から最適な調査手法を選ぶまでの方法についてを紹介しています。
下記に当てはまる方にお薦めの資料です。
●調査を実施したいけど、どういう調査をすべきなのかわからない
●とりあえず“アンケート調査”をイメージしてるけど、最適な調査が他にあるのでは?
●調査結果の活用用途は決まってるけど、そもそもどういう調査をしたら良いの?
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インタビュー調査とは?種類や手順、メリット、事例について基礎からご紹介
マーケティングや研究において、価値ある情報を見出すには、的確な情報収集を行うことが大切です。その中でも「インタビュー調査」は、人々の深層心理や行動の背景を探る重要な調査手法です。
この記事では、インタビュー調査の基礎知識から、メリットや成功事例について解説します。
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アンケート設計の作り方とは?基本から回答率アップのポイントまでを解説
せっかくアンケートを実施しても、その設計に問題があれば、意図するデータにならないだけではなく、回答率も低下し十分なデータを得られない可能性が高まります。
この記事では、アンケート設計の基本から、回答率をアップさせるための具体的なポイントまでを、分かりやすく解説します。
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