
2024.06.18
市場細分化とは?メリットや必要性、事例、活用方法について解説
顧客ニーズの多様化が進んでいる現代のビジネス環境では、自社の商品やサービスを特定の顧客層に焦点を絞り、的確に訴求することが重要です。そこで、企業が効果的なマーケ……
公開日:2025.10.17
近年、基本的に在留外国人の数は右肩上がりです。
「令和7年6月末現在における在留外国人数について」にある公表資料(下図)を見てみると、2012年末~2019年末まで右肩上がりとなり、そこから2021年末まで減少傾向でしたが、また2025年6月末まで右肩上がりとなっております。
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図 在留外国人数の推移
こういった現状などがあり、国内市場の多様化に対応した新製品・新サービスの開発や、海外展開を見据えたプレリリースにおいて、在日外国人を対象とした調査は「日本にいながら国際的な視点を得られる手段」として注目されています。
その一方で、「在日外国人は一括りにできる」であったり、「海外の外国人と習慣・意識は同じ」であったりなど、誤解もあるのが現状です。誤解が生じたまま、調査をしてしまうと、せっかくのインタビュー機会から核心となるインサイトを取り逃してしまう可能性があります。
本記事では、まず在日外国人の定義から紹介し、インタビューガイドの作成ポイントやグループインタビューのポイント・そこからわかること、結果報告、簡単な事例についてご紹介します。
在日外国人とは、その言葉の通りとはなりますが、日本に居住しているが、日本国籍を持たない外国人のことを指します。
例えば、当社(アスマーク)の在日外国人パネル「e-gaikokujin」では、下図のような分布で登録があります。

ここでご注目いただきたいのは、日本語レベルと英語レベルです。
共に自己申告のものとなり、日本語レベルではバランスよく登録があったり、英語レベルではネイティブ(母語)の方が半数近くだったりします。
こういった中で、在日外国人に関するインタビューを行う際の3つの誤解の1つ、以下が出てきます。
誤解1:日本語が話せると回答した在日外国人には、日本語でインタビューをすることができる
この第1の誤解について実例をもって説明をしていきます。
以前、下表の属性の方にグループインタビューを実施しました。
| 年代 | 出身国 | 日本での在住期間 | 英語レベル | 日本語レベル |
|---|---|---|---|---|
| 30代 | 台湾 | 5年以上 | ビジネスレベル (ビジネスで活用できる) |
ビジネスレベル (ビジネスで活用できる) |
| 20代 | ブラジル | ~4年未満 | ネイティブレベル (母国語と同様に話せる) |
中級レベル (旅行に行ける程度) |
| 30代 | フィリピン | 5年以上 | ネイティブレベル (母国語と同様に話せる) |
中級レベル (旅行に行ける程度) |
| 30代 | カナダ | 5年以上 | ネイティブレベル (母国語と同様に話せる) |
ビジネスレベル (ビジネスで活用できる) |
そして、この方にグループインタビューを実施した一部のシーンが以下動画になります。
ご覧いただくと、始めは日本語で質問をさせていただいたのですが、ブラジル出身で中級レベルの方から、「質問を英語で繰り返していただけますか?」と相談があり、急遽、英語でやり取りする場面が発生しました。
また、わかりやすいように英語でマシューさんの例も挙げつつお話することで、“こういうふうに答えたら良いんだ”ということをご理解いただけました。
このように、在日外国人の方でも、すべてが日本語で完結することが日本語のレベルによって難しかったりするため、臨機応変に対応できるよう英語が流暢に話せるモデレーター(≒インタビュアー)の方の参加は必須になっていきます。
続いて、3つの誤解のうち2つ目の誤解は以下です。
誤解2:在日外国人は、みんな同じ経験と意識を持っているはずなので、対象者として一括りにできる
これも、先ほどの方々のグループインタビューでの話をするのですが、日本語レベルとしてビジネスレベルのカナダ出身のマシューさんから日本語で、カナダでは朝の7時や8時くらいからお店が空いたりするが、日本では9時や10時くらいからの開店で、仕事の前にドラッグストアやスーパーで買い物ができないので不便に感じたエピソードを教えていただきました。
その一方で、今度は日本語レベルがビジネスレベルで台湾出身のジャンさんから比較的流暢な日本語で、マシューさんとは逆で、最初に日本に来た頃、留学で通っていた学校が6時くらいで終わって、市内にいったら、居酒屋くらいしか開いていなくて、お店が7時や8時くらいでしまってしまうことに不便を感じたエピソードを教えていただきました。加えて、市役所の手続きなどで、
といった部分で、若干田舎に住んでいるので、平日に手続きが難しく、とても不便に感じているエピソードも教えていただきました。
このように、同じ日本に住んでいても、出身国で過ごしていたときのように日本でも生活できないかな?という部分で不便に感じている方もいらっしゃいますし、ライフスタイルや住んでいる地域によっても不便に感じていることが異なったりします。
そのため、“在日外国人”とだけ、グルーピングするのはお勧めできませんので、ご注意ください。
最後の誤解は以下です。
誤解3:在日外国人の習慣や意識は、海外の外国人とまったく同じである
先程の4名のグループインタビューで、ジャンさんから英語で、2つのエピソードがありました。
1つ目は、ジャンさんが住んでいた「台湾はとても小さい島」ということを前置きしつつ、列車の駅などがなく、交通手段は原付バイクだったそうです。一方で、日本では自転車と電車に乗って移動しているということでした。
2つ目は、台湾では青色インクのペンを使っていたが、多くの日本人は黒色インクのペンを使うので、日本に来てからペンケースに黒色インクのペンを入れて使っているそうです。
このように、日本に来て習慣や意識が変わっていることがあるので、注意が必要です。
ちなみに、台湾で青色を使う理由について尋ねたところ、印刷物は黒色インク、直筆のものは青色インクにすることで区別しているとのことでした。
こういった話を伺えるのは、訪日外国人にインタビューするメリットの1つでしょう。
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日本人に対するインタビューをする際でもインタビューガイドを作成しますが、在日外国人に対してインタビューする際にも作成します。
このインタビューガイドを作成するにあたって、気を付けなくてはいけないポイントが下図のようにあります。

そのため、公表できる範囲で構いませんので、どういった目的でグループインタビューをするのか? グループインタビューを実施した結果をどのように使うのか? こういった部分含め、具体的に目的を伝えるようにしましょう。
そうすることで、最初から不信感を払しょくすることに繋がりますし、それが信頼関係を築く第一歩となります。
曖昧な質問は避ける
2つ目として、「曖昧な質問は避ける」必要があります。
例えば、日本人のグループインタビューの場合は、あまりにも具体的な質問をすると、何か尋問をされているような気持ちになってしまう方がいらっしゃいます。
しかし、在日外国人に対しては、できるだけ具体的に質問をすることが求められます。特に欧米を出身国とする方に対してはより意識することが必要です。
相手の方も具体的な質問であれば、的確に回答をすることができるため、インタビュー調査の効率向上にもつながっていきます。
不明な点はそのままにしない
3つ目は「不明な点はそのままにしない」ということです。
もし、不明な点があった場合は、単刀直入に聞きましょう。
日本人にしてしまうと、「すごく突っ込んだことを細かく聞いてくるな…」と思われてしまうかもしれないのですが、在日外国人には単刀直入に聞くことによって、“私の話を聞いてもらっているんだな”といったような信頼関係構築にもつながっていきます。
また、これも特に欧米出身の方に対しては、2つ目同様、より意識することが必要です。
個人的な質問は含めない
そして、最後は「個人的な質問は含めない」です。
プライバシーを尊重し、最低限必要な個人情報に関するものを聞くことが重要です。
もちろん、訪日外国人ご自身からご家族のことやプライベートの話をされる分には問題ありません。
ただ、聞く側としては、できるだけ個人的な質問というのは避けるのが賢明です。
ここまで、大きく4つのポイントを話してきました。いずれも重要となりますが、先ほどご紹介させていただいたグルーピングインタビューの例から、日本語と英語をカバーしておくのも重要なことがわかります。
つまり、インタビューガイドも日本語と英語で準備しておくのがとてもおすすめです。
単にインタビューガイドの英語版を用意すれば良いというわけではありません。当然4つのポイントも押さえる形で用意するのが求められます。
例えば、もし曖昧な質問内容の日本語の文があれば、具体的にする必要がありますし、不明点が出てきたときに、どういったかたちで尋ねるか準備しておく必要があります。
臨機応変な対応が求められますので、英語に自信が無い場合は、日本語のインタビューガイドとくらべ、2倍も3倍も準備し、「これなら大丈夫!」というまで昇華させることが、せっかくの集まっていただいたインタビューを失敗しないための最低限の準備といえるでしょう。
実際に在日外国人へグループインタビューを実施する際、“どのように在日外国人の本音を引き出すのか?”、このポイントについてまとめたのが以下となります。

日本語での発言を無理強いしない
一番重要なのが、日本語での発言を無理強いしないことです。
前述もしましたが、「日本語でインタビューをしていただきます」と案内しても、日本語で答えられないことがあります。
そういったときには、「英語でも構わないので、お答えください」というようなフレシキブルな対応を取ることが求められます。
順番に発言を指名するのではなく、自発的発言を待つ
たとえば、日本人のグループインタビューのときに、以下のような順番で発言していただくことがあります。
モデレーター:順番にお聞きしますね。Aさんはいかがでしょうか?
Aさん :回答
モデレーター:では次に、Bさんはいかがでしょうか?
Bさん :回答
しかし、在日外国人にこの方法で発言していただくのはやめましょう。
順番に指名して発言していただく方法をとってしまうと、 “なにか強制的に意見を言わないといけない”というイメージに捉えられてしまったり、自発性が損なったり、などネガティブな部分が出てきてしまい、調査の質が下がってしまう恐れがあります。
そのため、自発性を尊重し、発言したい人から発言していただくようにしましょう。
参加者の国籍や文化の多様性に気を配り、表情等に目配りをする
次に、参加者の国籍や文化の多様性に気を配り、表情等に目配りをすることも重要です。
参加していただいた在日外国人の出身国がバラバラな場合が当然あり、文化もバラバラな場合があります。また、同じ出身国でも、住んでいる地域によって、文化が異なっている場合があります。
そのため、積極的に発言をする人もいれば、少し遠慮して周りの方の様子を見て発言する人もいたりするなど発生し、それぞれ臨機応変に対応する必要があります。例えば、“ちょっと躊躇しているな”と思ったときには、“お声がけする”ことも大切になってきます。
発言に反応を示す・発言の後は、別の言葉で言い換え、相手の発言を確認する
続いて、ご発言いただいた際には、反応を示すこともコミュニケーションとして重要になってきます。
たとえば、相槌を打ったりするなどが、それです。
他にも、別の言葉で言い換えて、相手の発言を確認するのも重要です。
在日外国人の発言内容をモデレーターが別の言葉で言い換えることによって、「私の言っていることを理解してくれているんだな」というサインにもなりますし、モデレーター自身も言い換えることによって“理解に間違いがないか”ということを確認することもできます。
相手が話をしているときは、相手のペースでうなずきとアイコンタクトをする
相手が話をしているときは、先ほど例として、“相槌を打つ”ことを紹介しましたが、相手のペースで“うなずき”や“アイコンタクト”をすることも大切です。
オンラインの場合はカメラの目線が合わないことがありアイコンタクトが難しい場合がありますが、会場調査のときはリアルでお話をする形になりますので、必ず視線を合わせて“あなたの話を聞いているよ”というようなサインを出す(アイコンタクトをする)ようにしましょう。
参加者同士のグループダイナミックス(集団力学)にも気を配る
最後に、グループインタビューで期待ができるグループダイナミックス(集団力学)にも気を配りましょう。
グループダイナミックスはグループダイナミクスと呼ばれることもあり、集団における個人の相互作用や影響関係のことを言います。グループインタビューでは、複数人が集まりインタビューをしていくため、参加者Aさんが参加者Bさんの話を聞いている中で、参加者Aさん自身で“思い出したり”、“共感したり”、“アイディアが生まれたり”などが起きたりします。それは、Aさんだけではなく他の参加者もそうです。こうしたグループインタビューにできると、参加者の活発な議論が生まれ、思わぬ意見や新しいアイディアがインタビュアーから得られるようになるのです。
では、在日外国人へのグループインタビューの場合、どういったことが考えられるか?
参加者の出身国やパーソナリティなどによって、ディスカッションの場を占拠し、一人でずっと喋ってしまい、グループダイナミックスが期待できないケースがあります。
そういった場合には、モデレーターの方でグループダイナミックスが期待できるよう、発言していない人に会話を振るなど工夫し、公平に参加できるように気を配りましょう。
この章では、在日外国人へのグループインタビューでどんなことがわかるか?について紹介していきます。
では、早速ではありますが、わかることの一例が下記です。
在日外国人が日本での生活で抱える課題
まず、在日外国人が日本での生活で抱える課題についてです。
これは、前述したグループインタビューだと、お店や市役所の営業時間が当てはまります。課題としては、市役所の場合では「本人がいかないといけない」といったものがありましたね。
こういったことが実施することで分かってきます。
在日外国人の視点での日本の生活環境のメリットと課題
そして、在日外国人の視点での日本の生活環境のメリットと課題も分かってきます。
日本人自身が日本の生活環境でどういったメリットがあるのか?といったこと自体、なかなか気づきにくいことがあります。
しかし、在日外国人にグループインタビューをしてみると、たとえば「自動販売機がどこでもってくらいあることで、便利」といったことを意見として挙がってきたりして、普段私たちが当たり前だと思っていることの中にメリットがあることに気づかされたりします。
また、課題としても、例えば、誤解1で紹介した内容の中に、日本のパンはとても甘いため、カスクート用のパン(おそらくフランスパン?)を普段購入している話がありましたが、この「日本のパンはとても甘い」というのが、一つ彼女にとって課題と言えるでしょう。
在日外国人をターゲットとした商品やサービス・商品やサービスのユーザービリティ
次に、「在日外国人をターゲットとした商品やサービス・商品やサービスのユーザービリティ」というところで、例えば、海外向けに商品やサービスを提供しようとする前に、在日外国人に対して商品やサービスの機能が十分なのか調査することで、明らかにしていくことができます。
もしユーザービリティに関することであれば、在日外国人を対象としたユーザビリティテストを行うことで、翻訳サービスであったり、エアコンのリモコンの操作性であったりを、調査することができます。
生まれ育った地域で育まれた五感が影響する商品(食品の味やパーソナルケア製品の香り等)の受容度
続きまして、生まれ育った地域で育まれた五感が影響する商品の受容度です。
例えば、食品の味です。馴染みのある味、言い換えると「ふるさとの味」的なものですが、こういった味覚は、なかなか変わらないでしょう。仮に、日本に10年以上住んでいる在日外国人であっても、生まれ育った地域の味というのは重要になってきます。先ほどの「日本のパンはとても甘い」という意見もそうでしょう。う。
また、臭いもそうです。アメリカであれば、パーソナルケア製品の香りが非常に強かったりするのですが、日本では無香料や微香と、香りが弱いといった違いがあります。
そのため、こういった生まれ育った地域で馴染んだような五感に関するような食品や製品の場合は、在日外国人に調査するのがおすすめです。
在日外国人の出身地域の状況や文化に関する予備知識
例えば、中東地域など“まったくわからない”ような地域は、いきなりその状態でアンケート調査しても、的外れな調査になってしまい、とても質が低い調査になってしまう可能性があります。
そこで、事前に中東地域出身の在日外国人を対象にインタビュー調査することによって、その地域や文化の基礎知識を得ます。そして、そういった基礎知識(≒予備知識)を得たうえで、アンケート調査などを行うことで、的を射た調査を実施することができ、調査の質向上が見込めます。
この章では、グループインタビューの結果に関する報告について紹介します。
結果に関する報告の形式として、大きく分けると、下図のようにデブリーフィング(振り返り)と分析結果の報告があります。

デブリーフィング(振り返り)
デブリーフィングは、グループインタビューの効果を最大限に高める大切なプロセスです。これは単なる振り返り作業ではなく、インタビューで交わされた意見や議論を多角的にとらえ直し、より深い理解や新たな視点を導き出すための振り返りにする必要があります。
そして、オプションが2つあり、1つ目は「インタビュー直後の振り返り」です。
これは、通常よく行われるオプションとなり、事業会社様が実際に会場で下図のようなミラールームで聞いたあと、“振り返り”ということで、どういったインタビューだったか?といったことを振り返ることができます。

また、オンラインインタビューの場合でも、オンライン上で聞き、そのあとに“振り返り”をすることもできます。
そのため、インタビュー直後に振り返ることができるので、スピード感やそのインタビューで感じた部分をある程度持ったまま振り返ることができるのがメリットです。
2つ目は「インタビュー数日後の振り返り」です。
これは、インタビューをし、テープ起こしやインタビューの素材などが揃ったあと、まとめて振り返る方法となります。
たとえば、会場やオンラインでインタビューを聞くことができなかったときにこの方法をとったりします。
また、2つのグループに、それぞれグループインタビューをした後に、全体の振り返りとして、このオプションを利用されることもあります。
こうすることで、俯瞰的にインタビューの内容を振り返ることも可能になります。
分析結果の報告
通常、上記のようなデブリーフィングを通し、どういったポイントを分析する上で重点的に見ていく必要なことがあるのか、まとめていきます。そして、その内容などをもとにインタビューの分析をしていきます。
そして、その分析結果の報告としてオプションが2つあり、1つ目は「速報」です。
これは、インタビューの分析結果の要約となり、あくまで目安とはなりますが、パワーポイント8~10ページの内容となります。
2つ目は「フルレポート」です。
これは、内容発言を含む詳細な分析結果の報告となり、誰がどういうような発言をして、どういったインサイトがあるのかをまとめた内容となります。
これは、英語でインタビューを行った場合も、日本語で速報およびフルレポートでオプションとはなりますが、ご提出することが可能です。
また、お客様のご状況、ご環境によっては、自社でデブリーフィングや分析結果報告書をまとめるケースもあると思いますが、オプションを活用していただくことが基本的にはオススメです。
なぜなら、モデレーターによる報告は、インタビュー参加者とのやり取りを通した洞察を織り込んだ分析結果を報告することができるためです。
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