
2025.07.18
グループインタビューの進行表とは?進行表の作り方やメリットなどを解説
グループインタビューは、複数人のターゲットユーザーから本音や多様な意見を引き出すための効果的な調査手法です。しかし、限られた時間の中で実りある情報を得るには、進……
公開日:2025.10.07
自社の顧客を理解しようとするとき、ご友人や知人にインタビューして、その結果をユーザー像として置いていないでしょうか?
また、自社商品ユーザーと競合商品ユーザーといった具合に、対立構造で分析をしようとしていないでしょうか?
これらを行うと、間違った顧客理解をしてしまう可能性があります。
まず、顧客を理解しようとするときには、生活者は複数の選択肢を行き来し、時にA社を選び、別の日にはB社を選んだりしており、顧客は必ずしも自社商品だけを購入するのではなく、「競合商品が提供している価値=ベネフィット」を横断的に享受している存在だという前提に立つ必要があります。
ここで重要になるのが、“競合企業をベンチマークする”という視点です。単に「ライバル企業の同行を確認する」ことが目的ではありません。
生活者は何と何を比べて、自社商品を選んでいるのか?
競合が提供している価値は何で、それがどのような文脈で支持されているのか?
これらを一つずつ解き明かすことで、顧客理解は一気に立体化していきます。
本コラムでは、競合企業のベンチマークの方法から、購買プロセスからユーザー理解を深める方法、さらには消費者特性のつかみ方まで、ご紹介していきます。
自社顧客の理解をするにあたり、「同カテゴリーでの売上やターゲット層でベンチマークしている競合企業はどこなのか?」これをしっかり整理することが重要です。
整理することで、比べることができるようになります。
具体的には、A社という企業をベンチマークしたことにより、「A社の商品と自社商品を生活者はどこを比べて、選んでいるんだろう?」「A社が提供している価値と自社が提供している価値は、どこが違うんだろう?」などを一つ一つ解き明かしていくことができ、市場の理解が進みます。
また、もしベンチマークしている企業がないときは、生活者にとって自社商品が何と比べているかを整理することで、競合企業が分かる場合があるので、おすすめです。
そして、ベンチマーク、つまり基準となるような競合企業を設定していきましょう。
競合企業をベンチマークしたら、その企業の商品がユーザーからどんなふうに評価されているのかを把握していきましょう。
例えば、「価格、機能、買いやすさ」など、どの要素が競合商品の購入決定要因になっているかを調査し、分析していきましょう。そうすることで、“打ち手”というところにも繋がりやすくなります。
また、こういった分析をするときのフレームワークとして、4Pもおすすめです。
4Pは、マーケティング戦略の基盤をなす代表的なフレームワークで、製品(Product)、価格(Price)、流通(Place)、プロモーション(Promotion)の4つの視点から成り立っています。
例えば、流通(Place)の視点に立つと、「競合他社はどういった流通戦略で製品をお客様に届けているか?」を調べる必要があり、「なぜ買いやすいのか?」といったことも明らかになってきたりします。
ここで、競合ユーザーという言葉を敢えて使いますが、この競合ユーザーという考え方が重要です。
競合“の”ユーザーというと、「競合商品を利用しているユーザー」と思うと思いますが、競合ユーザーは違います。
競合ユーザーは、競合商品を提供するベネフィットを享受するユーザーとのことを言います。
つまり、A組、B組、C組といった形に分類しているわけではないということです。競合商品を使っているかといって、必ずしも競合商品を使っていないかというと、そうではないかと思います。
シャンプーひとつとっても、普段はAシャンプーを使っているが、気分を上げたい日はBシャンプー、髪が傷んだ日はCシャンプーといった具合に、複数使っている人もいるでしょう。
そのため、単に「競合商品を利用しているユーザー」と捉えず、「競合商品を提供するベネフィットを享受するユーザー」と捉えることで、視野が広がるため、重要なのです。
ここで理解したいのは、以下についてです。
これらの理解を深めるには、購入前の期待値と購入後の満足度といったところを調査し、把握するのがオススメです。
この章では、ユーザーの購買行動から、より深くユーザー理解を深めていく話をしていきます。
ユーザーが自社商品を購入するまでに、どんなプロセスを経たのかを理解することは非常に重要です。
例えば、下図のような簡単な購買プロセスを見ていきましょう。

左から、きっかけ→調査→検討→購入→…と続く購買プロセスとなり、そのポイント、ポイントで深掘りをしてことが大切です。
まず、「きっかけ」において、購入するまでに至った「きっかけ」は何だったのか? DMだったのか? 友人からの紹介だったのか?…
次に、「調査」。ネットで調べたのか? SNSで調べたのか?最近ですと、「Amazonで検索して調べた。そういった商品についてはGoogle検索を基本しません」といった話もあったりしますので、以下のようなポイントを押さえることが重要です。
例えば、化粧水であれば、「保湿成分がどう?」や「テクスチャーは柔らかいのか?硬いのか?」、「香りはどうなのか?」、「ニキビ対策はできるのか?」など、何が知りたくて、その行動をとっているのか? というところを把握していきましょう。
続いて、「検討」。どういったポイントで検討をしたのか?
例えば、他商品と比較検討をしたのか? デザインを重視したのか? 費用を気にしたのか? など、どういったポイントで検討をしたのか押さえていきます。
最後に、「購入」。どうやって購入したのか? すぐ購入したのか? どういったポイントで購入することがを決めたか? などを押さえていきます。
これらを先ほどの図に軽くコメントを入れた図が下図です。

こういった形で、それぞれのポイントでユーザーの情報をイメージできるようにすることが求められます。
そのため、行動の背景に、どんな心理が隠されているのかを押さえていく必要があるため、定性調査であるインタビューがおすすめになってきます。
また、インタビューを実施する場合には、モデレーターに、「こういうことを聞きたい」と、インタビューフローに落としていくことが重要です。
「まず何で調べているのか?」→「Amazonで調べています」や「Googleで調べています」といった行動面だけではなく、「口コミが見たいからです」や「口コミでマイナス要素を見て、これは自分にとって違うかな? といったことで参考したい」など、そういった部分まで逐一追っていく必要があり、そうすることで、そのユーザーを理解することにつながっていきます。
ここで1つポイントなのが、『ユーザー(対象者)の行動や気持ちに共感できなくても良い』ということです。
例えば、自動車に対して「大好き」という人ではない人が、「便利だから」という理由で、買っている人がいたとき、「なんで好きじゃないんだ!」などと感じず、ユーザーがどういう行動をして、どんな気持ちなのか? というのを理解していくことが大切ということです。つまり、「共感すること」は目的ではありません。
デプスインタビュー(IDI)のサービスの詳細はこちら
アスマークでは、デプスインタビュー(IDI)サービスを提供しております。対象者とインタビュアーによる1対1の面談式で実施する調査方法で、商品やサービス等の選択・購買理由などをより深く掘り下げて探ることができます。
> 詳しく見る
この章では、自社製品固有の消費者特性のつかみ方について話をしていきます。
思い込みを外すこと
まず、そのつかみ方として、一番難しいところかもしれないのですが、『思い込みを外すこと』、これがスタートです。
色んなメーカーの担当者様とお話をすると、「うちの商品を買ってくれる人は、○○を求めていて、○○という価値観に共感しているから、○○というシーンで自社商品を利用してくれているんだよね」といった内容をお話いただけることがあります。そして、さらにお話を伺っていくと、ご担当者様のご友人に色々尋ねた結果から、その内容がわかった、と言う話もあったりします。つまりは、自社で調査されているパターンです。
ここで注意したい点として、『自分の周りの人は、自分に近しい属性の人』という可能性がある点です。
例えば、食品会社に勤めていらっしゃる方が、「自分の知り合いにちょっと聞いてみたんだよ」としたときに、その人に聞いたこと自体は良いのですが、その人も食品会社の人で、プロフェッショナルのレベルで詳しい。どういう作り方があって、どういう製法で、どういうふうな成分が入っていて…といった具合で。
そして、こういった場合に注意が必要なのです。
一般の人となると、残念ながらそこまで知らない、興味がない、といった部分があり、「○○ということを求めていて」といったことを言語化できる人、論理的に説明できる人はほぼいないと考えられます。
そのため、もしご友人や知人といったご自身に近しい人に尋ねた場合は、『自分の属性に近い人たちで調査している可能性がある』といったことを必ず認識した上で、その情報を取り扱う必要があります。そうしない場合、単なる『思い込み』のイメージ像となり、それは実際の市場との乖離を生んでしまう可能性があり、非常に危険です。ご自身に近しい人に尋ねた場合は、仮説として置いておき、それが本当に一般の人たちにも当てはまるのか? といったところを調査することがオススメです。
次に、『自社ユーザーは競合ユーザーに比べて、若い』といった単純化したユーザー像も注意が必要です。
具体的には、「自社ユーザーのコンセプトやペルソナが「若め」の設定であり、ブランディングも若い人向けに押し出しているから」という理由から、上記のようなユーザー像としている場合は注意が必要です。
もしそういった場合であれば、「商品を実際に買っている人が若い」というデータから見て判断しましょう。また、データを見るときも、人口構成比的に考えて、年配の人が多い中で、20代の割合が多いのか? というとこも気を付けなくてはいけません。意外とこういったことを織り込まずに、自社内のデータだけ見て、「20代の割合が多いから『若い人』がユーザー像だ」となってしまっているケースがありますので、合わせて注意しましょう。
自社顧客として見るのではなく、まずは生活者として捉える
続いて、自社製品固有の消費者特性のつかみ方のポイントとして、『自社顧客として見るのではなく、まずは生活者として捉える』ことがポイントになってきます。
例えば、大きな企業で、年に何十件何百件と、調査をされている企業があったりするのですが、そうすると調査をたくさんすることによって、自社商品を使っている人と競合商品を使っている人の違いが「あんまりない」という情報が見えてきたりします。確かに、市場が成熟していくと、同質化のようなことが進み、たとえ自社商品が先発で出して、独自性があったとしても、他の企業がその商品を模倣して、後発の商品が出てきたりして、スペックという部分では、「ほぼほぼ一緒」という状況になってきたりします。そして、価格でも買いやすさといった部分でも、どんどん同質化が進んでいき、満足度といったものでも「たいして違いはない」といったこともあります。
そして、こういった違いがなくなってきた状況で、自社ユーザーと競合Aユーザーの調査で『違い』を探ろうとすると、そこには調査の罠が潜んでいて危険です。
この罠は、「自社ユーザーと競合Aユーザーはきっと違いがあるに違いない」という前提で分析してしまうことを指します。
こうなると、「生活者のことを理解する」ではなく、「自社ユーザーと競合Aユーザーの違いを探す」といった話になっていきます。加えて、数ポイント(pt)ぐらいの違い(ちょっとの差)があったものでも、「こんな違いがあった!」と声高々に挙げてしまったりする部分があるので、危険です…
これがなぜ起こるのか? 上記から察する方もいらっしゃると思いますが、あえて言います。自社ユーザーと競合ユーザーといった区分をしてしまうから起こってしまうのです。自社ユーザーであっても、日常的に生活をしている人です。
すでに何度か生活者という言葉が出てきていりますが、この生活者と顧客という部分をイメージ化すると、下図を考えることができます。

下から、上顧客について解説をしていくと、この上顧客という層は、特別な感情をもって、自社商品を利用している顧客層です。
そして、もっとカジュアルな感じである、上の層の利用者層。この層は、自社商品の利用者で、何か目的があって利用しているが、そこまでファンでもない層です。
さらにその上の層の消費者層となると、もっと利用者よりも大きなイメージとなり、たまたまその自社商品を消費しただけで、何か目的があって、その消費行動をしているにすぎない層です。
最後に、最上位層が生活者の層です。人は必ずしも消費するために生きているわけではありません。別に化粧品を買うために生きているわけではありませんし、自動車を買うために生きているわけはないと思います。例えば、「若々しくいたいから、化粧品を買っている」や「たくさん行動したいから自動車を買っている」のかもしれません。
こういった文脈の中で、対象者の価値観などに寄り添って捉えることで、対象者のこと、さらには生活者、消費者のことをより理解を深めることができるようになります。
自社商品のユーザーではあるが、“そもそも”化粧品や自動車、お酒など、そういった様々のものを楽しんでいる人たちです。そういった消費行動をしている人たちです。
さらに言うと、ただただ生活をしている人の中で、たまたまこの消費をしていて、その消費行動の中で、たまたまその商品を選んでいる人たちです。そして、そこから、何かの縁があって上顧客になっていく…
こういった観点で見ることができると、「どんなアクションがあったのか?」「どういった訴求で、この人は自社商品に引き込まれていったのか?」といったところを理解していくことでできるようにもなります。
特に現代は、たくさんの商品で溢れています。自動車もたくさんありますし、お酒なんて数えきれないくらいあります。「その商品でなければならない」といったことは意外と少ないです。「ただ数ある商品の中で、何かしらの“きっかけ”があって、自社商品を買って、それが長く続いているには何かしらのわけがあるんだろうな?」くらいの感覚で見ていくと、よりフラットに理解できるので、良いと思っております。
対象者を生活者として捉え、生活文脈で読み解いていくことが重要です。
といった流れで一つひとつ、丁寧に読み解いていきます。
以前、ヘアケア商品を使っている女性にインタビューをしたことがありました。
そして、「若いころは高級路線の商品を使っていたが、今は中価格帯の商品を使っている」ということがわかりました。これについて、生活者の文脈を無視すると、単純に「金銭的な理由や経済的な理由で、安いものを買うようになったんだな」といった分析をしてしまい、消費者理解が不十分な状態となります。
生活者の文脈にしっかり耳を傾けると、状況が異なってきます。
彼女は、高価格帯のものを買っていたのは、独身の頃であり、自分に対してお金も使えたし、そういった商品を使うことで高揚も得ていたが、結婚して、子供が生まれ、子供にお金がかかるようになってくると、今まで月に1回は行っていた美容院を2か月に1回とかにしたり、洋服の購入頻度も減らしたりしたそうです。そして、化粧品も今一度見直し、自分の中で合っているものはどれなのか? 製品や効能などを見ながら、今まで使っていたものとそこまで違いはないけれど、“高いものを使う”という高揚を捨てて、もっと実務的な化粧品へと購入が移ったそうです。
この話を丁寧に捉えると、コミニケションの仕方が変わっていきます。単純な価格の話ではなく、「安いからなんでもOK」という話ではないことがわかってきます。
そのため、生活文脈で競合から自社へ流れてきた人たち、あるいは自社から流れていった人たち、といった部分があったとして、もしかしたら「生活スタイルの違いが出てきたから、卒業していった」といったことも考えられるようになるため、AユーザーとBユーザーといった区切りでは分析しないようにしましょう。
グループインタビュー(FGI)のサービスの詳細はこちら
アスマークは、業界トップクラスのグループインタビューリクルート実施件数があります。蓄積されたノウハウで、貴社のグループインタビューを設計からレポートまで、フルサポート!
> 詳しく見る
顧客を理解するとは、「自社ユーザーの特徴をまとめること」ではありません。
本質的には、「その人がどんな生活を送り、どんな文脈の中で自社商品を選び取っているのか」を捉えることです。
そのためには――
この3つの視点を持つだけで、データの読み解き方も、インタビューの設計も、打ち手の精度も大きく変わります。
もし今、「顧客理解が浅い」「ペルソナが表面的」「競合との差別化ポイントが曖昧」と感じるのであれば、まずは“生活者の目線に立ち直ること”から始めてみてください。
ベンチマークすべき競合は、意外と目の前にあったりするものです。あとは、その価値や生活者の心理を丁寧に読み解き、自社の文脈へとつなげていくことで、自社顧客の理解を深めていきましょう。
ロイヤリティ向上に直結! 「自社顧客」に注視した定性リサーチとは
競合調査から脱却すべき、自社顧客のロイヤリティの再認識に活きる、マーケティングリサーチ手法をリサーチのプロがご紹介いたします。
この機会に、気付けば競合の価値を越えられる、そんな自社のブランディング向上へお役立ていただけましたら幸いです。
下記に当てはまる方にお薦めの動画です。
・「競合ユーザー」を刈り取ることばかり考えている
・自社のロイヤルカスタマーのインサイトを取りたい
・自社”固有”の顧客ニーズを掴み、市場を牽引したい
※無料会員登録でご視聴可能です。
> 詳しく見る
コンセプト調査とは? 調査の種類からアウトプット例、見積りまで解説
昨今、商品やサービスはあふれる中、顧客の心を掴む魅力的な商品開発は、企業にとって重要な課題の1つだと考えます。しかし、いざ新しい商品やサービスのアイデアやコンセプトを考え、用意したとしても、それが実際にターゲットから評価され、売れるかどうかを開発前に予測することは非常に難しいです。もし、ターゲットのニーズとずれた商品を開発した場合は、市場での成功は難しいのが現実でしょう。
そこで、登場するのが「コンセプト調査」です。
そんな「コンセプト調査」について、本記事ではコンセプト調査の基本から、見積り例、スケジュール例などを解説しています。
> 詳しく見る
コンセプト調査の調査票作成のポイント【テンプレート付】
「これは絶対に売れそうだ!」と思える、新しい商品やサービスのアイデアやコンセプトがあったとしても、それが実際にターゲットから評価され、売れるかどうかを、開発前に予測することは非常に困難です。このような課題に応えてくれる「コンセプト調査」。設問の意図の解説つき【テンプレート】を公開しました。
下記に当てはまる方にお薦めの資料です。
● 「コンセプト調査」を実施予定
● 「コンセプト調査」のやり方が分からない
● 簡単に「コンセプト調査」をやりたい
> 詳しく見る
顧客満足度調査(CS調査)とは? 調査の基礎からアウトプット例、見積りまで解説
昨今、商品やサービスは増え続けています。そういった状況で、自社の商品やサービスを選んでいただくため、選び続けていただくためには、顧客満足度を向上することがカギとなります。
そこで、登場するのが「顧客満足度調査(CS調査)」です。この調査は、不慣れなままこの調査を実施すると、精度の低いデータとなる可能性があり、そうなってしまったデータでは効果的なアクションにつながらず、ミスリードになるリスクがあります。
そんな「顧客満足度調査(CS調査)」について、本記事では顧客満足度調査(CS調査)の基本から、見積り例、スケジュール例などを解説しています。
> 詳しく見る
顧客満足度調査(CS調査)の業種・業界別テンプレート一覧
よくお問合せをいただく業界別にアレンジした顧客満足度調査の調査票テンプレートをご用意いたしました。全て無料でダウンロードできますので、顧客満足度調査を実施する際のご参考としてご活用ください。
> 詳しく見る
調査設計・聞き方の失敗例から学ぶ「インタビュー調査のコツ」
定性調査として実施されているインタビュー調査。生活者・消費者のインサイトから、何らかの意思決定やアクションへ繋げることを目的として行います。しかしながら、実際にインタビューを企画・実施・活用する場面では、様々な悩みを持つ企業が少なくありません。一度は「失敗」をしてしまった方も、いらっしゃるのではないでしょうか。そこで本資料では、調査目的に沿った有意義なインタビューを行い次のアクションに繋げるためのポイントを、様々な「失敗談」をベースに考察・提起しております。
> 詳しく見る
グルイン・デプスで異なる、インタビューフローの作り方
定性調査の代名詞ともいえる「インタビュー調査」において、欠かせない準備物の1つに「インタビューフロー(ガイド)」が挙げられます。
一見「聴取したい項目を並べる」だけで完成するかと思えるインタビューフローですが、グルインorデプス、またオンラインorオフラインなど、調査形態に応じてその中身は推敲して作成をする必要が十分にあります。インタビューフロー次第では調査結果のアウトプットも大きく変わり、フロー内容の企画設計は、調査の命運を握る重要な肝とも言えます。
そこで今回は定性調査に強みを持つ当社が「インタビューフローの作り方」を初めてセミナーのテーマとして取り上げ、リサーチのプロと共にレクチャーいたします。
下記に当てはまる方にお薦めの動画です。
● 自社でモデレーターを内製したい
● 対象者の潜在的なインサイトを引き出したい
● 目的に応じたインタビュー設計のコツを知りたい
※無料会員登録でご視聴可能です。
> 詳しく見る
グループインタビューのメリット/デメリットとは?流れや費用感、事例を紹介
マーケティング戦略を立案する際、消費者の声を直接聞くことは非常に重要です。その中でも複数の消費者から一度に意見(生の声)を収集できるグループインタビューは、多くの企業で活用されている調査手法です。
本記事では、グループインタビューの基本的なことから具体的な実施方法、メリット・デメリットまでを詳しく解説します。
> 詳しく見る

2025.07.18
グループインタビューは、複数人のターゲットユーザーから本音や多様な意見を引き出すための効果的な調査手法です。しかし、限られた時間の中で実りある情報を得るには、進……

2024.11.27
コンセプトにはブランドコンセプトと製品コンセプトがあります。ブランドコンセプトは「理想世界を一言で言えるようにしたもの」、製品コンセプトは「誰にどのようなベネフ……

2024.05.21
近年、多様化する消費者ニーズに対応するため、「セグメント」を用いたマーケティング戦略の重要性がさらに高まっています。 セグメントを適切に設定す……

2021.11.02
通常、ブランド認知度調査とブランドイメージ調査は、1回の調査で同時に実施します。 ブランドイメージ調査を実施する目的は、ブランドイメージの向上であり、認知の拡……