
2019.12.04
複数回答(MA)とは
複数回答形式(Multiple Answer, MA)は、アンケート調査において、回答者に複数の選択肢から当てはまる全ての項目を選ばせる質問形式です。通常この形……
公開日:2025.09.25
アンケート調査の信頼性を高めるためには、回答者がどの程度真剣に回答しているか、また回答に矛盾がないかを確認することが欠かせません。注意力を測るIMCやDQSと異なり、SC(Seriousness Check:真剣度チェック/Self-Reported Consistency:一貫性チェック) は、回答者の姿勢や回答内容の整合性に注目する手法です。
SC(真剣度チェック/一貫性チェック)には二つの側面があります。ひとつは「真剣度チェック」で、回答者にアンケートへの取り組み姿勢を直接尋ねる方法です。もうひとつは「一貫性チェック」で、同じ内容を異なる形で質問し、回答に矛盾がないかを確かめます。
設問例1:Seriousness Check:真剣度チェック
この場合、「ふざけて回答した」などを選んだ対象者の回答は、分析から除外することを検討します。
設問例2:Self-Reported Consistency:一貫性チェック
(前半の設問)
(後半の設問)
ここで前半で「いいえ」と答えた人が、後半で「1〜10本」と選んでしまうと、回答の整合性に矛盾があると判断できます。
SC(真剣度チェック/一貫性チェック)のメリットは、真剣度チェックがシンプルで分かりやすく、正直な回答が得られれば不真面目なデータを直接排除できる点にあります。また、一貫性チェックは複数の設問を通じて客観的にデータ品質を評価できるのが強みです。一方で、真剣度チェックは不真面目な回答者が正直に答えるとは限らないこと、一貫性チェックは、設問数が増え、回答者に負担を与える可能性があることに加え、回答者が以前の回答内容を覚えていない場合に、不誠実な回答と誤って判断してしまうリスクや、矛盾の原因が単純な誤入力や解釈の違いであるにもかかわらず、データを排除してしまう可能性が課題となります。
アンケート調査の価値は単なる「数」ではなく「質」にあります。SC(真剣度チェック/一貫性チェック)はその質を守るための仕組みのひとつとして知られており、調査設計の中で取り入れられることがあります。
市場調査についてのご相談はこちら>
DQS(直接質問尺度)とは?マトリクス設問に潜ませる不誠実回答チェック
アンケート調査のデータ品質を左右する大きな要因の一つが、回答者の「不注意回答」です。設問文を読まずに選択肢を機械的にクリックしたり、マトリクス形式の質問で同じ選択肢を連続して選んでしまったりすると、分析結果に歪みが生じ、調査全体の信頼性を損ないます。こうした問題に対処する手法の一つが DQS(Direct Questions Scale:直接質問尺度) です。
> 詳しく見る
IMC(指示操作チェック)とは?アンケートで不誠実回答を見抜くトラップ質問
アンケート調査において、回答の「質」をいかに確保するかは極めて重要です。回答者が設問をしっかり読まずに機械的に選択肢を選んでしまうと、データの信頼性が損なわれ、調査結果の妥当性に大きな影響を与えます。こうした不誠実あるいは不注意な回答を見抜く代表的な手法のひとつが IMC(Instructional Manipulation Check:指示操作チェック) です。
> 詳しく見る

2019.12.04
複数回答形式(Multiple Answer, MA)は、アンケート調査において、回答者に複数の選択肢から当てはまる全ての項目を選ばせる質問形式です。通常この形……

2019.12.04
加重平均とは・・・ 加重平均とは、値を単純に平均するのではなく、値の重み(=ウェイト値)を加味して平均することです。 年収などの金額や利用頻度の回数……

2025.06.24
ビジネスにおける意思決定やマーケティング施策の根拠として、調査データは非常に重要な役割を果たします。 しかし、データを見誤ることで、誤った因果関係を信じてしま……

2025.01.29
再検査法(再テスト法)は、同じ対象に対して一定の期間をおいて同じ調査や評価を再度実施し、その結果が一貫しているかを確認する方法です。これは、調査結果の信頼性を評……