調査員が介在する面接調査と異なり、WEBアンケートでは「この質問って、どういう意味?」と確認することができません。わかり難い設問では、回答者がそれぞれの理解の仕方で答えてしまうため、狙い通りの回答が得られないことになりかねません。対象者年齢層を考慮した上で、誰もが同じように理解できる設問文、あるいは選択肢を作成することです。
また、設問順も重要なポイントです。論理的に回答しやすい(考えやすい)順序で設問が構成されていることが大切です。WEBアンケートの場合、紙媒体と異なり、ロジックについてはアンケートプログラムである程度の制御が可能ですが、モニターが無理なく率直に回答できるようなアンケートにするには、システムとシステム面以外、双方の工夫が必要です。
アンケートのボリュームがあり、内容が複雑な場合、一つ一つにきちんと目を通して回答するのは実際にやってみるとなかなか骨の折れる作業です。長文で分かりにくい質問文や知らない用語が出てきたら、そこで回答意欲が下がってしまうモニターがいるかもしれません。アンケートの冒頭から自由回答(文章を記述するもの)の設問が続くと、タイピングの苦手なモニターは敬遠してしまうかもしれません。
できるだけモニターにスムーズに回答してもらえるよう、捉え方によって意味合いが変わりそうなあいまいな表現は避ける、一部の人が知らなそうな専門用語・業界用語を使うときは注釈を添えるなど、「何について」「何を聞かれているのか」を明確にすることで、迷いや混乱を防ぐことができます。
もちろん、調査目的に合ったアンケート内容であることが最重要ですが、より正確なデータをお客様にご提供できるよう、担当者が細心の注意を払って取り組ませていただきます。
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